社会・事件
2019/12/8

《20代男性の孤独死》社員寮で1週間発見されず 残された自己啓発本に見えた葛藤

孤独死事件
菅野久美子(ノンフィクション・ライター)
※写真はイメージ
「ヒートショックで亡くなってから1〜2週間。追い炊き機能でずっと温かかったのか、ご遺体の腐敗が進んでいました」。赤黒く染まった水面には、ドロドロと皮膚が浮いている 撮影/齋藤周造
「最近は“第一発見者になりたくない”“事情聴取がめんどくさい”という理由で、なんとなく異変に気づいても通報しない人が増えています」。この現場も亡くなってから発見までに時間がかかったため、布団に広がった体液の色は、茶色くどす黒い 撮影/齋藤周造
「これからゴミ屋敷は増えていくと思います」と小島さん。「掃除のやり方を知らない人が増えているんです。あと、ゴミの分別が厳しすぎて、それで捨てられなくなってしまう人もいます」。見やすくするため減らしているが、実際はゴミの量はこの倍の高さくらいまであるそう 撮影/齋藤周造
自殺する人は、亡くなった後のことを前もって調べることが多いようで、「自分の体液が漏れたことによってあとから高額なリフォーム代が家族に請求されないように、床にはブルーシートが敷いてありました」。また、壁にはガムテープで“ゴメン”の文字が 撮影/齋藤周造
宗教の本や“生と死”について綴られた本が置いてあるのも、自ら命を絶つ人の部屋に共通して見られる光景だそう 撮影/齋藤周造
佐藤さんは写真を手に、家族3人の生活を振り返った
荒れ果てた台所を掃除すると害虫の死骸も
寝室の床にはエロ本の切り抜きがびっしり並んでいた
警察の霊安室で遺体となった父親と対面した
体液などが染みついた部分をはがすスタッフ。清掃後はにおいが消えた
男性の部屋には大量のビールの空き缶が。カウンターには小銭が並べられていた
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