スペシャルQ&A【高野洸編】

――仕事や人間関係など、頑張ってもうまくいかない友人にかける言葉は?

高野 どのくらい悩んでいるのかというのと、その友達との関係性によりますけど。僕自身はあんまり悩まないので、たぶんほとんどの場合は、「俺は、わからない」っていう感じで言っちゃうと思うんですけど。普段、そういう弱音をはかない人が急に弱音をはいたり、悩んでるって言われたら、話を聞いてあげて真剣に考えると思います。僕も悩むことはありますけど、寝たら忘れてることが多いですね。ネガティブに落ち込むことはなかなかないです。悩んでもなんとかなるっていう方向に転換することが多いですね。

高野洸 撮影/伊藤和幸
高野洸 撮影/伊藤和幸
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――今まで見た舞台作品で、一番印象に残っているものは?

高野 昨年の8月に観た、劇団方南ぐみの企画公演『片想い』ですね。ボロボロ泣いてしまった舞台でした。戦争中の動物園を描いた物語で、国から動物たちを処分するように命令された飼育員たちと、それを指示せざるをえない軍人たちのそれぞれの苦悩や葛藤を描いていて、戦争の醜さや命の大切さが胸に刺さりましたね。方南ぐみの舞台には、この作品の前の『あたっくNo.1』に出演させていただいたんですけど、すごく刺激になりました。作・演出の樫田正剛さんが小説家でもあって、本当に脚本が深くて。なかなか読み取れない部分があって、ずっと掘り下げていくとわかったり。勉強になることが多かったです。

――(あまり聞かれないけど)取材でホントは聞いてほしいことは?

高野 聞いてほしいことではないですけど、健康管理の話とかは聞かれたことないですね。毎日ヨーグルトを食べるんですけど。僕は胃が弱いんで、朝にヨーグルトを食べると、絶対お腹を壊すんですよ。それで、どうしたらいいかって思っていて。夜に食べると調子がいいってことがわかったので、今は、毎晩食べるようにしています。食べるものはそんなに神経質には考えていないです。昨日もラーメン食べましたし(笑)。ただ、トッピングでほうれん草とかは一応入れるようにはしてます。母がそうしてくれていたからですかね、何かしら緑のものはとらなきゃなと思ってます。母の料理は何でも好きです。おかげで好き嫌いもないですね。