これも驚くべき話ではあるが、西野監督が学生時代にとある試合でケガをした際、女性の観客が一気に帰ってしまったそうだ。

客席に数千人がいたそうですが、3分の2くらいがいなくなったそうです。西野さん自身が“俺がケガでいなくなったと同時に帰っちゃったからねぇ”と言ってましたね。

 しかも“当時、日経新聞で記事になったんだよ”と、そこまでチェックしていたようです。この話をふるとすごくゴキゲンになるんですよ(笑)」

 8年前、ワールドカップで日本の指揮をとった岡田武史氏は、西野監督の早大時代の後輩になる。

「早稲田時代に女性ファンからバレンタインにチョコを大量にもらうので、それを岡田武史さんに分けてやったと彼自身から聞きましたね」

サインを頼まれる監督は珍しい

西野監督率いる五輪を目指す代表のメンバーにも選ばれていた柳沢
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 そのカッコよさは現役時代だけではない。柏レイソルで監督を務めていた'99年、対戦相手が鹿島アントラーズだったときのこと。鹿島の柳沢敦は当時、五輪代表の合宿から抜け出し、熱愛中だった梨花との密会が報じられていた。

「柏のサポーターが柳沢を揶揄(やゆ)して、ザ・ブルーハーツの『リンダリンダ』の替え歌で“りんかりんか〜”とヤジを飛ばしていたんです。すると西野監督は、そのサポーターのところまで行って彼らをたしなめたんです」(柏ファンの男性)

 その類いまれなモテっぷり、カッコよさは、彼に指導された元選手も目撃している。

「監督でああいうカッコいい人って聞かないですからね。ファンにサインも頼まれていたし。選手はサインを求められるけど、あんまり監督がサインを求められるというのはないですから」

 そう話すのは、西野監督とともにアトランタ五輪に臨み、マイアミの奇跡を起こした、元サッカー五輪代表の松原良香さん。松原さんのほか、前園真聖、中田英寿、故・松田直樹さんといった個性豊かな選手たちの目から見て、彼はどう映っていたのか。