みんなの笑顔が浮かぶと
どんどん乗ってくる

──収録曲で、テレビ東京系ドラマ『宮本から君へ』の主題歌『Easy Go』はエレファントカシマシらしいロックな曲ですね。

「私の物語じゃないんだけど、“宮本”と入っているドラマの主題歌を作るって、これは襟を正さないといけない、エレファントカシマシをもう1度、見つめ直して、バンドらしい音で勝負しないといけないという身の引き締まる経験をしました」

宮本浩次 撮影/佐藤靖彦

──ドラマの主人公・宮本浩は、宮本さんの名前からつけられたそうですね。池松壮亮さんが演じられている宮本のまっすぐなところが、ご本人と重なる気がします。

「どうなんですかね。男性って、シンプルだし、やっぱり上昇志向で、お前を迎えに行くぜっていう美学っていうか、実態と理想は別の問題としても、美学としてあるんじゃないでしょうかね

──『Easy Go』は、初披露したライブでも盛り上がりましたね。

「アルバムの制作作業が大変だったとき、自分でもこの曲の歌詞に元気づけられました。ドラマのみんなにも喜んでもらえて。みんなの喜んでいる顔が浮かんでくると、どんどん自分が乗ってくる。みんなが期待してくれているというのが好きだから、なんて素敵で幸せな時間なんだろうって。例によって、明るいほうに受け取って。悪いときは、全部そっちに転がっていくじゃないですか。でも、いいときは、少なくとも今、音楽人生の中で非常に充実した時期を迎えていて、その中での作品。まるでコンセプトアルバムのように統一感があって、ここで出せる最大の力が今回のアルバムに結集されている感じがしていて。ほぼ半分がドラマの主題歌やCMソング。新曲でレゲエ調の『神様俺を』は新境地だし、『旅立ちの朝』なんて名曲だから、今後なにかの曲になってくれたらと思っています」

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──6月25日からは、アルバムを引っさげたツアーが始まりますね。

「道を歩いていたら、ファンの方に“チケット取れませんでした”って言われて。9月くらいまでは、夏フェスがあります。そのあとは、ずっと長い休みがなかったので、1か月くらい休もうかな。外国旅行とかね。香港に行きたくてパスポート更新してから3年たっちゃいました。

 台湾とか、ヨーロッパとか行きたいですね。ロンドンに洋服見に行くのもいいですね」