魅力その2 「キムタク」を自由に動かせる痛快さ

「キムタク」といえば、基本はテレビドラマの中の人。さらにいえば検事、パイロット、財閥の御曹司、内閣総理大臣……と演じる役職も豪華で、まさに“手の届かないザ・スター”という距離感で、視聴者はずっと見てきました。

 しかしこのゲームが、なんともセンセーショナルだったのは、まさかのキムタクを、「ボタンひとつで操作できてしまう」点。

 話す、走る、敵を倒すといった基本動作だけにとどまらず、ご飯を食べる、麻雀で遊ぶ、物を壊す、変装する、自撮りする、そしてしまいには「キムタクを風俗に行かせる」ことすら、プレイヤーは自由にできてしまいます。

『JUDGEEYES:死神の遺言』ゲーム内キャプチャー/風俗店の前で自撮りするキムタク(筆者撮影)
『JUDGEEYES:死神の遺言』ゲーム内キャプチャー/風俗店の前で自撮りするキムタク(筆者撮影)
すべての写真を見る

 PS4にはプレイ画像をSNSへ簡単に投稿できる機能もついているため、Twitterには発売当日から「ヤクザの事務所を身体ひとつで破壊するキムタク」「コンビニで大暴れするキムタク」「人妻ヘルス65分コースで嬢を待つキムタク」などの様子が投下され、次々と未プレイ者の度肝を抜きました。

 思わず「よくOKが出たな」と言ってしまいそうな遊ばれっぷりですが、当のご本人は、メイキング映像であっさりとこう発言しています。

「自分(木村拓哉)に対して“面白そうじゃん”って思ってくれる方たちには、単純にコントローラーを手にして、オレを好き放題動かしてくださいって思います」

「ぜひ今回ならではの空間、時間を過ごしてほしい」

(いずれも『JUDGE EYES:死神の遺言』木村拓哉メイキング映像 龍が如くスタジオ 公式 YouTubeより)