矢口真里 『衝撃の“クローゼット不倫”』  (平成25年)

 夫婦のベッドで不倫し、不倫相手をクローゼットに隠す……修羅場すぎますよね。当時は窓から東京タワーやスカイツリーが見えるタワーマンションに住み、夫は身長190センチ台。高いもの好きも印象的でした。

 不倫された中村昌也さんをネットで検索すると「中村昌也 死亡説」と出てきたりとかわいそうなことになっていましたが、'17年に『ガキ使』で裸芸、“マサヤ100%”を披露しました。何かをリセットするには全裸になるしか方法がなかったのかもしれません。

 現在、矢口さんはその不倫相手の方と再婚されていますが、馴れ初めは“クローゼット不倫”ということになるわけですよね……。知人から聞いた話ですが、とある小学校ではネットリテラシーを学ぶために“お父さんとお母さんの名前をネットで検索してみよう”という授業があるらしいです。将来お子さんができたら、その日は学校を休ませるしかありません。

小保方晴子 『“STAP細胞” 不正論文騒動』 (平成26年)

“リケジョの星”と呼ばれていた小保方さん。あんな騒動になったにもかかわらず、“おぼちゃん”と呼び、ファンになる男性が少なくなかった印象があります。

 昨年上梓(じょうし)された『小保方晴子日記』を読んでみたのですが、全編を通して「私は被害者で周りは全部悪者」といった悲劇のヒロイン的な語り口でした。頻繁に気絶をしてしまうようで、

一日に何度も死にたいと思って、気がつけば真剣に方法を考えてしまう日々が続いている

体育座りで目を膝に押し付け、涙をスウェットに吸わせていたら、そのままピクリとも動けなくなった》

 など、とにかくつらさを主張したり、

体液だけでなく、消化器官の中も肺の中も水銀で満たされた

 と、またもや医学的にありえないことも書いていました。

 また、瀬戸内寂聴さんに「私もいつか社会奉仕活動がしたい」と言ったところ、

何ができるもんか

 と笑われ、ショックで泣き叫んだエピソードも。このまま寂聴さんを追いかけて仏門に入り“STAP説法”を聞かせてほしいです。

 しかし、陰謀論信者の友人いわく、“本当はSTAP細胞は存在していて、アメリカが利権を独占するために彼女が嵌(はめ)められた”という説もあるそうですが、真相はどうなんでしょうか

ベッキー 『川谷絵音との“ゲス不倫”報道』 (平成28年)

 以前、彼女が「一生テレビに出続けたい」といった発言をしていた覚えがあります。芸能界に完全復帰した彼女をみるに、“何があっても戻ってくる”という意志の強さを感じずにはいられません。

 不倫騒動があったときは芸能人やコメンテーターたちがさんざん彼女をイジったり批判をしていましたが、今テレビ界に復帰したベッキーさんから逆にそのことを責められるという逆転現象が起こっています。テレビ番組で東野幸治さんに「そういえばあのときこんなこと言ってましたよね〜」などと指摘し、スタジオに気まずい感じを巻き起こしていました。

 ベッキーさんはトーク力も高く、攻撃力があるので、当時、芸能界から消えると思って言いたい放題していたタレントは、逆襲を恐れて生きた心地がしていないかもしれません。逆に謹慎中も誘いの連絡をくれていた中居正広さんに対しては感謝の気持ちを表し、「救われた」とテレビで発言していました。

 つまり、彼女はあのとき芸能人に言われたりしたことを、いいも悪いも全部見て覚えているということですよね……