8年間で受けたオーディションは100社以上

――9太郎さんは「アイドルオタクアイドル」とのことですが、アイドルを好きになったきっかけは?

 小さいころからモーニング娘。さんが大好きで、モーニング娘。になりたいって本気で思ってたんですけど、中学生のときに、モーニング娘。の募集要項が「女性のみ」って気づいちゃって。“え、僕モーニング娘。になれないじゃんヤバ!”って。でも、モーニング娘。になれないとしても、アイドルにならなきゃと思い、中2からオーディションを受けはじめました。

――それから8年間、オーディションを受け続けたと

 そうなんです! 8年間ずっとオーディションに落ち続けました。むちゃくちゃ受けたんですよっ、同じところでも何回も! そのときに見てくれる審査員が違えば可能性あるかもって思って(笑)。何でこんなに可愛いのに落とすの? 僕、こんなに原石だけど? って思ってたから、オーディションに落ち続けても落ち込みはしなかったですね。

――その根気強さが今につながっているんですね

 いま思えば、モーニング娘。が好きなんだから、オーディションでの歌唱審査でも『LOVEマシーン』とか歌えばよかったのに、普通ぶって流行りの曲とか歌ってました。モーニング娘。の曲を歌ってればもっと目立てたのに! あ、ちなみに当時歌ってたのはflumpoolさんの『君に届け』とか(笑)。

――アイドル以外の道に進もうと考えたことは?

 本当にないです! アイドルになる自分しか想像していなかったし、アイドルにならないと幸せになれないとまで思ってましたから。僕、幼稚園のころからずっと友だちがいなくて、カバンとか蹴られたり、めっちゃいじめられてたんですよね。でも、メジャーデビューが決まったときに「おめでとう」とか「すごいね!」とか連絡きましたね〜……。ふざけんなよって思って、既読もつけないまま削除しちゃいましたけど!!

――9太郎さん、いろんな意味で強い!

 ふふふ。僕、かなりひねくれてるんでっ!!

――アイドルとしてのポリシーや、座右の銘は?

 ステージにいるときは絶対に隙を見せないこと。オタクの人って、ステージからハケる本当に最後の瞬間までちゃんと見てるじゃないですか。僕も絶対そうだし。だから、気は抜かないです。

 座右の銘は「下には下がいる」かな! 上には上がいるって言いますけど、下もいる。そう思ったら安心できません? これって性格悪すぎるかな(笑)

末吉9太郎(CUBERS) 撮影/齋藤周造

末吉9太郎◎1993年7月28日生まれ。2019年5月にメジャーデビューした5人組ユニットCUBERSのメンバー。自身もアイドルとして活動しながら、現在でも休日はアイドルの現場に足を運び握手会などにも参加。TwitterやTikTokなどのSNSに投稿する「オタクあるある動画」は3000万回再生を突破。10月9日にはCUBERSのセカンドシングル『妄想ロマンス』が発売。
■Twitter(@cubers_9taro

CUBERSセカンドシングル『妄想ロマンス』※記事内の画像をクリックするとAmazonのページにジャンプします

<取材・文/たかはしもも子>