11月15日、『ORICON NEWS』が『第4回 好きなママタレランキング』を発表した。女優の杏が初の1位を獲得したことよりも話題になっていたのが、これまで行われた同サイトのランキングで常連だった木下優樹菜(第1回→1位、2回→2位、3回→5位)がトップ10に入らなかったことだ。

 当アンケートは今年の10月15〜25日の間で10〜50代の男女1000人にアンケートを取った結果であるが、その時期はちょうどユッキーナの『タピオカ恫喝騒動』の真っ只中。ランク外になるのも当然である。ほかにも2年連続1位を獲得していた小倉優子が今年は2位に甘んじるなど、ドラマチックな展開をみせるなか、注目すべきは辻希美(第1回→7位、2回→10位、3回→10位)が5位へとランクアップしたという点。

 辻ちゃんといえばネットニュースでたびたび報じられるとおり、“ブログを書けば必ず批判が殺到する”という『炎上女王』としての地位を確立して久しい。ランキングを掲載した『ORICON NEWS』が紹介する、ランキング5位の彼女へのコメントは以下のようなものであった。

《度々SNSで炎上もするが、「炎上してもへこたれない」》(福岡県/50代・男性)

《アンチファンに叩かれつつも、しっかりとママをしているから》(岡山県/40代・男性)

 なぜか彼女だけママタレに関係のない“炎上耐性”について評価されているのである。しかし、果たして本当にそこまで炎上しているのだろうか──。

YouTuberデビュー、寄せられた「コメント」

 '09年にブログをスタートさせた辻ちゃん。アンチによるコメントが多数寄せられたからか、翌年には早々にブログのコメント欄を閉鎖、後に開設したインスタのアカウントにも書き込み制限を行なっている。つまり、ネガティブなコメントを書き込もうと思ってもできないはずなのだ。では、ネットニュースで日々『ブログが〇〇で炎上』『〇〇で批判殺到』と取り上げられる彼女の炎上は何を根拠にしているのだろうか。

 検索してたどり着いたのは、『ママスタ』というサイトである。『子育てに関する情報満載! ママ向けコミュニティ ママスタジアム』と謳っているが、サイト内のBBSのコーナーには『◆辻希美ブログアンチ◆ 』なる禍々(まがまが)しいトピックがあり、コメント数はなんと約430万件。

 トピックをのぞいてみたところ、匿名ユーザー同士で交わされていたのは辻ちゃんのブログに対する“難癖”といっていいほど強引な非難コメントの数々だった。しかし、こういった『アンチコメントを書きたいがためのトピック』に書き込まれた文言だけを取り上げ、果たして“炎上”といってもいいのだろうか。 

 今年の5月に辻ちゃんはYouTuberデビューした。相変わらずコメント欄は閉じられつつ、「高評価・低評価」ボタンは押せる仕様になっているのだが、実はアップされた動画全てで“高評価”の方が圧倒的に多いのだ。最も再生されている動画、『ハッピーウェディング前ソングを夫婦で踊ってみた/辻希美featuring杉浦太陽』にいたっては、500万回再生され、Goodの数が13万なのに対し、Badはたったの9000弱。

 何でも叩きたいのなら全員でBadを押しに行けよアンチ。それとも総出で攻め込んでこの数なのか。