「みな同じレイアウトでしょ? 新井氏は机や椅子の向きが90度異なっていると言い、その偽装工作をこの11月末にしたと主張している。もし、本当に動かしていれば絨毯に跡が残っていますよ。この部屋のどこにそんな跡がありますか」

 机を横にずらして「ほら、机の脚の跡が残るでしょ」と確認させるほどだった。

「男と女のことは、よく合意があったとか、なかったとか、揉めることがありますよね。でも、これはそんな話ではない。100対ゼロ。私がウソを言っているか、新井氏がウソを言っているか。失礼ですけれども、新井氏とそうなることは1億3000万分の1もない。世界が2人だけになっても新井氏には近づきたくありません」(町長)

 言い分は見事なまで真っ向から対立している。どちらかが事実ではないことを言っているのは間違いない。

 町長は新井氏の告発について、

「草津独自の『時間湯(48度の高温浴)』をめぐり、町が、入浴法を指導する湯長制度を廃止して温度を44度まで下げた問題が背景にあるのではないか」

 と指摘し、町長失脚を狙う勢力を警戒する。

 一方、新井氏は、

「町長と時間湯について考え方が異なるのは事実ですが、告発とは関係ない。そういう構図を作りたいだけ」

 と否定する。

 町長の刑事告訴は3日付で受理されており、真相をめぐる捜査が始まっている。

 沸騰中の騒動は、当分おさまりそうにない。