おしんに学ぶ!

成田:私が調査したところでは、ドラマの中のおしんは生涯20以上の職を転々とします。もうダメだと投げ出してはやり直す、の繰り返し人生!

エスム:おしんはもともと貧乏な小作出身だから、前提が「なくて当たり前」で、執着がないのよね。得たものにしがみつくのではなく、なくなったらまたやり直せばいいという考え方。

ひろ:80歳過ぎても、丸裸になったら一からやり直せばいいと言ってましたね。すごいバイタリティー。

成田:今はコロナ禍で、みなさん家にこもって日々、我慢や辛抱をされていますけど、物事に執着しすぎないことは、これから先の時代に必要な考え方になりそうですよね。

昨年行われた『おしんないと2019』の様子
【写真】当時の写真で振り返る“おしん”を演じた3人の女優

エスム:そうね。どうしても「手にしたものは手放したくない!」と思いがちだけれど、「もうダメ……」となっても、失ったらまた始めたらいい。そうやって手放せることこそ強さであることをおしんが教えてくれて、元気づけてくれる!

ひろ:ドラマでも、後悔したところで戻ってこない人や失ったものはいくつもありましたからね。リセットに強くなっていくのがおしんの人生ですねぇ。

エスム:本当に! 次に何をするか考えるほうが絶対にいいというのは、おしんの教えね! そして『おしん』を生み出した橋田先生が今年95歳でお元気というのも勇気づけられるわ。人生いくつになってもやり直せる……30代や40代で「人生おしまいだ」なんて言ってられませんよっ!

成田:『おしん』は全297回、時間にすると74時間15分という長丁場なので、見る前から怯んでしまう方も多いですけど、とにかく第1週の6回分を見てもらいたいですよね。もうそこで一気に引き込まれるはずです!

ひろ:僕は一気に引き込まれました(笑)。

エスム:小6のアタシは第1回で即ハマりでした(笑)。あとは意外な人が出演していたりするので、それを楽しむのも醍醐味よね!

成田平泉成、光石研、仙道敦子、金田明夫、渡辺えり、ガッツ石松、おぼん・こぼん、斉藤洋介、長門裕之……きりがないので、敬称略です!

ひろ:そして、出てくるみなさんの演技は、どれも素晴らしい! 亡くなった方もたくさん出ているから、懐かしいですね。

エスム:橋田先生の代表作よね。もうとにかく面白いので、ぜひ見てください!