《これまで医療活動に献身的に力を尽くしてこられている方々、そして、その方々を支えられているご家族や周囲の方々に、陛下とご一緒に心からのお礼の気持ちをお伝えしたいと思います》

 5月20日、『日本赤十字社』社長らからご進講を受けられた雅子さまは冒頭、このようなおことばをかけられた。

 体面上は日赤の人々へのおことばだが、ご進講でのご発言を公にすることは“異例”であり“国民全体に向けてのメッセージ”という意味あいもあるのだろう。

 現在、外出を伴う公務はいっさい行われていない皇室の方々。美智子さまや愛子さまも、外出自粛の日々を送られている。

「美智子さまは、3月末に東京都港区の『仙洞仮御所』に引っ越されて以降、敷地内の庭を散歩する以外は部屋の中で過ごされています。職員とも極力会わないようにするなど、コロナ対策を徹底されているようです。学習院大学の1年生となった愛子さまは、5月11日からオンラインで授業を受けられています。第二外国語は、お父さまの影響でスペイン語を専攻されたと聞きました」(宮内庁関係者)