自宅をその色にするほど、愛した赤白ボーダーだったはずなのに、彼は現在、まことちゃんハウスからほど近いマンションに居を移している。自宅はまったく手入れをしていないのか、外から赤白が見えづらいほどに木々が生い茂り、外壁も煤けてしまっている。

“まことちゃんハウス”の玄関前は草木が生い茂り、入りにくい状況に('16年)
【写真】ユーズド感ある赤白アイテムを着こなす楳図先生の全身カット

「 “まことちゃん”など彼の創り出したキャラクターや作品はいまでも非常に人気なので、コラボ商品やコラボイベントは途切れることがありません。とはいえ、楳図先生の姿はそういったイベントなどでもお見かけすることがありませんけどね。近年は、ほとんど表舞台に出てきていないんじゃないですか」(漫画雑誌編集者)

上から赤・白・赤。マスクは白

 御年83歳。コロナ禍のなか、彼はいま──。

 6月上旬、記者が彼の現在の自宅であるマンションに向かうと、ちょうど楳図が出てきた。おなじみの赤と白のボーダーの長袖Tシャツ。かぶる帽子もスニーカーも赤。“赤と白”の不文律は崩したくないのか、上から赤・白・赤となるようにマスクは白。足取りも比較的軽やかに見える。

「お年がお年ですからね。以前より出歩くことは少なくなっていますが、お元気ですよ。よく昼すぎにパンを買って帰ってくるところにお会いしてご挨拶しています。本当にいつも赤白ですよね。マスクまで赤いときもありますよ(笑)」(同じマンションの住人)

 前述の都市伝説を受けて、年に1度は“青と白のボーダー”を着て外出するという楳図。この姿を見ることができれば“特別な幸運に恵まれる”と言われているだけに、いつまでも元気でいてほしいけど──。