専用石鹸の使用や保湿ケアも必須

「乾燥が進んでいるので、一般的な石けんでは刺激が強いことがあります。できれば、ベビー用や外陰部専用の弱酸性の石けんを使うといいでしょう。石けんを泡立てて、指の腹でやさしく洗って。膣の中まで洗う必要はありません」

 においがどうしても気になる場合は、ビデで中まで洗浄してもいいが、頻繁に使うのはNG。乾燥を加速させ、自浄作用がより低下してしまう可能性がある。

「お風呂からあがったら、保湿剤を塗ることもおすすめ。性器の表面だけでなく、膣の中もケアするといいでしょう」

 保湿ケアを続けることで、乾燥ばかりか、においや黒ずみも軽減される。毎日の習慣のひとつに実践してみたい。

【保湿剤の塗り方】

 お風呂で身体を温めたら、保湿剤をたっぷりつけた指で膣表面に塗る。なれてきたら指の第2関節くらいまでを膣に入れて、膣内部もやさしく塗り込んで。保湿剤はデリケートゾーン専用のものを使って。