日本人が最も食べているくだもの・バナナ(総務省家計調査・2017〜2019平均)の栄養価は、スーパーフルーツと呼べるほど高い。

バナナは夏バテ防止&ダイエットにも

 「バナナの食物繊維含有量は、くだものの中でもトップクラス。便通をよくする“水溶性”と便のかさを増やす“不溶性”、両方の食物繊維をあわせもちます。

 身体のエネルギー源になる糖質は、ブドウ糖や果糖、ショ糖などを含み、それぞれが時間差で吸収されるので腹持ちがいいです。また、熟したバナナにはポリフェノールが多く、老化の原因“活性酸素”を低下させ若返り効果も期待できます」

 と語るのは、腸のスペシャリストでバナナがもつ健康効果をつづった著書もある松生恒夫医師。食欲が落ちる夏はタンパク質が豊富な牛乳とジュースにすると摂取しやすく、消化吸収が高まって不調解消に効果的だという。

 「汗をかくと体内からカリウムが失われ、だるさや筋肉のけいれんが起こることも。バナナには、カリウムがリンゴの3倍と非常に多く含まれているので熱中症予防に有効です。熱帯夜で寝不足のときには、バナナに含まれるトリプトファンやビタミンB6が、精神を安定させるセロトニンの材料になり寝つきがよくなります」

 バナナジュースは、忙しい朝の食事がわりにしてもよく、夕食前に飲めば自然とごはんの量が減り、ダイエットにつながります。健康と美容のサポートドリンクで、元気に夏を乗り切ろう!

基本のバナナジュース

 材料と作り方…バナナ2本をひと口大に切り、牛乳1/2カップとともにミキサーにかけてなめらかになれば完成。バナナが多めの濃厚な口あたりで、お好みで牛乳の量を増やしてもOK。

表面の茶色い斑点(シュガースポット)は完熟のサインで、糖度もポリフェノールもベストな状態。 撮影/廣瀬靖士

 表面の茶色い斑点(シュガースポット)は完熟のサインで、糖度もポリフェノールもベストな状態。そのままにしておくと酸化が進んでしまうので、ひと口大に切って冷凍保存を。いつでも最良のジュースが作れます。