初心者でも勝ち抜けられる方法

 いま株を買うなら、これらのどちらかに当てはまる銘柄がおすすめだが、それぞれにはメリットとデメリットがあるという。

「成長株は上昇率が高く、短期間で利益を得られる可能性が大きい反面、一気に下落するおそれもあることから、慣れない個人投資家は大ケガをする危険性が。逆に出遅れ株はこの先、急激に下落することは少ないものの、今の経済状況が続けば短期間で収益を得ることは期待できません。コロナの影響があまりにも大きいと倒産で紙くずになってしまう危険性も」

 先にも指摘されたとおり今の株式市場は不安定。どのカテゴリーの銘柄であってもこの先、安心とは言い切れない。それでも、コロナバブルにあやかりたい! ということであれば、株価の上昇率が高い成長株に注目した銘柄選びがおすすめですと足立さん。

「成長株は、株価の動きをしっかりチェックし、短期間の売り買いに対応することができれば、初心者でも収益を得やすいのです」

「株を買うなら最低限知っておきたいファンダメンタル投資の教科書」より
【写真】会社四季報でわかる成長株の特徴、【グラフ】売り時・買い時を見極める株価トレンドの見方

大損失を防ぐためにチェックすべきこと

 おすすめの成長株は、医療関係や動画配信関連、また店舗や企業の買収(M&A)に関わる企業など、コロナ禍の今まさに需要が増えている業種の銘柄。ただし、購入前には必ずチェックすべきポイントがある。

「5〜6月あたりから軒並み上昇トレンドに乗っていた成長株で、ここ数か月で下落に転じたものも少なくありません。動きの激しい成長株は、株価のチャート(株価の推移をグラフ化したもの)を見て上昇していれば買い、と安易に判断しては危険。多少手間でも、その会社の業績を調べてから判断することが、最低限必要です」

 初心者が企業の業績をチェックするなら、まずは売上高と利益の2つだけでもいい、と足立さん。

「この2つが過去3年程度にわたって増加傾向にある企業であれば、株価の上昇が安定して続く可能性が高い。会社四季報などを利用すれば、簡単に調べることができます」

 また、動きの激しい成長株では、売り時・買い時の見極めが何より重要。それって初心者でも判断できる? と心配な人は、次のページをチェック!