夜中に何度もおしっこに起きてしまう……。そのお悩み、自宅でできる対策で改善できるかもしれません! 年齢のせいだとあきらめているアナタに、最近明らかになった新情報をご紹介します。

ふくらはぎは第2の膀胱だった

 寝ている間にトイレに行く夜間頻尿。「尿のお悩み」のなかで最も悩んでいる人が多いと言われています。

 夜中におしっこに行きたくなるのは、寝る前の膀胱に水分が残っているからと思いきや、意外な事実がわかりました。最先端の科学とユニークな実験で日常の疑問を調査するNHKの番組『ガッテン!』が、夜間の頻尿に悩む人の寝る前の膀胱をエコーで調べたところ、空っぽの状態だったにもかかわらず、就寝中に3回もトイレに行ったのです。

 膀胱を空にしてから寝ているのに、なぜトイレに起きたのでしょうか。その水分はどこからきたのでしょうか。

 その答えはずばり、ふくらはぎ全身を巡る血液は、心臓やふくらはぎの筋肉などがポンプの役割をして循環させています。水を飲むと、胃や腸で吸収された水分がいったん血管の中に入ります。このとき身体は全身の水分の量を一定に保とうとするため、増えた分の水分をおしっこにかえて、膀胱にためます。

 ところが、おもに加齢などにより心臓やふくらはぎなどの筋肉が衰え、ポンプ機能が弱まると、血液を下から押し上げる力が足りなくなり、血管から水分が漏れ出してふくらはぎにたまってしまいます。その状態で、夜、横になると水分が再び血管に戻り、増えた水分を減らそうとしておしっこが作られてしまうのです

 自分の夜間頻尿の原因がふくらはぎにあるかどうか、「排尿記録」をつけることでセルフチェックすることができます(詳しいチェック法は下の図をご覧ください)。

排尿記録のつけ方

 夜間頻尿の原因が「ふくらはぎタイプ」の可能性が高かった人は、下で紹介している3つの対策法が効果的かもしれません。

副作用が少なく自宅で行える療法

 薬を使わず、患者さんが自分で実践する「行動療法」と呼ばれる治療法が、副作用が少なく、有効であることがわかってきました。去年発表された夜間頻尿の「新ガイドライン」でも第1選択肢として推奨されています。番組では、その中でも自宅でできる3つをご紹介しました。ぜひ、試してみてください。

※イラストはイメージです

 ただし、心臓病や糖尿病をはじめとする持病がある人にとっては、これらの対策法を行うことでかえって身体に負担をかけてしまう可能性もあるため、試す前にまず、かかりつけの医師に相談してください。

 なお、今回ご紹介した対策法を1か月続けても効果が感じられない場合は、ほかの病気の可能性も考えられるため、専門医に相談してみてください。

薬を使わない! 夜間頻尿3つの対策

【1】夕方に「足上げ」を30分間

 足の下に柔らかいものを敷き、足先が10~15cm程度上がるようにして横になる。昼から夕方までの間に、30分を目安に行う。

夕方に「足上げ」を30分間

※身体の負担にならない範囲で行ってください。また、睡眠のリズムが乱れないように、足上げ中は眠らないようにご注意ください。

【2】弾性ストッキングをはく

 薬局などで市販されているむくみ対策用のものを選ぶ。夜間頻尿対策には、締めつける面積が少ないハイソックスタイプがはきやすくておすすめ。朝起きてから夕方まではき続けるのを目標に。

弾性ストッキングをはく

※糖尿病や心臓に持病がある方などは使用に当たって注意が必要です。まずはかかりつけ医や泌尿器科などに相談してからご使用ください。

【3】減塩する

 塩分をとりすぎるとふくらはぎに水分がたまりやすくなる。特に晩酌でのつまみの食べすぎなど、夕方以降の塩分摂取に要注意。

※すでに栄養指導を受けている場合は、主治医に確認してから行ってください。

■NHK『ガッテン!』今後の放送予定
総合テレビ水曜午後7時30分~8時15分(再放送)
総合テレビ水曜午後3時10分~3時55分

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※タイトルはすべて仮です。放送は変更になることがあります。