ひとり暮らしをしている冒頭のA子さんは、オムライスを食べながら続ける。

「働いているバーが緊急事態宣言で1か月、完全に営業停止となってしまいました。カードの支払いもできず、6万円の家賃も滞納しています」

3日ぶりに食事にありつけたA子さん
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 もとは20万円ほどあった収入が時短営業などで半減。12月分の給料は10万円にも満たないという。

「今までは貯金を切り崩してきましたが、とうとう底をつきました。今、財布には小銭しか入っていません。あまりの空腹に、家ではひたすら寝るだけの生活を送っています……」

 極限の状況で始めたのがパパ活だった。本番行為はなしで、1回会うごとに1時間1万円を受け取っているという。

 これまでの“パパ”たちについて聞くと、

「高校の教師をやっているという男性に会ったことがあります。事前に高校の制服を着てくるよう言われて、お会いすると身体の関係は求められませんでしたが、“ハグかキスをしたい”と頼まれました。

 私は彼の生徒くらいの年齢なので、自分の生徒もそういう目で見ているということですよね……」

 そのほかにも、帰り際に報酬額を値切る男性もいるなど、イヤな思いをしてきたようだ。

「ツイッターのDMで変態行為を求められることも多いですね」とA子さん。

 実際に今まで届いた大量のDMを見せてもらうと、自慰行為をしたパンツを1万円で売ってほしい、遠隔ローターをつけてスーパーを一緒に歩いてほしい、個室のネットカフェで目隠しをして電車の痴漢プレーをしてほしいなど、過激な内容のものばかりだった。

 藁(わら)にもすがる思いで始めたパパ活での容赦ない男性たちの欲望に、A子さんはため息をつく。

パパ活女子の急増で報酬額の相場は低下

 無法地帯とも言えるパパ活界隈。こうした現状について、パパ活事情に詳しいコラムニストの妹尾ユウカさんは次のように指摘する。

妹尾ユウカさん(写真/本人提供)

「SNSやアプリを通じたパパ活は店などを通さないので、女性がだまされてお金をもらえないなどといったリスクが多いです」

 最近はパパ活をする女性が増えていることもあって報酬額の相場も低くなっているといい、

「以前は本番行為が5万円程度の相場でしたが、3万円ほどまで下がっているようです」

 悪質な被害も発生しているようで、

「中には無理やりホテルなどに連れ込まれてレイプされた方や違法薬物を吸わされた方もいます。(性行為中に)ビデオ撮影をされた後で脅され、警察に相談できないといったことも」

 週刊女性の取材に応じてくれた女性たちは深刻な性被害に遭うことはなかったようだが、見知らぬ男性と会う以上、危険は紙一重だ。

 社会のセーフティネットから漏れた夜職の女性たちは、コロナ禍で保証もないまま仕事を失い、今後もパパ活をやめられそうにない……。