1月14日、公式インスタグラムと事務所ホームページから名前が突然削除され、さまざまな憶測を呼んでいた森七菜。音楽活動を行う際の窓口になっていた縁もあり、大手芸能プロダクションのソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に移籍する方向で話が進んでいることが明らかになった。

前事務所のマネージャーが
“この子はスターになる”とスカウト

「昨年12月に森さんサイドが突如、契約解除を申し入れたそうです。関係各所には今月に入って前事務所と契約終了したことが通達されていますが、前所属事務所との契約は今年以降もまだ残っていた。円満な移籍ではなかったため、突然のHPやSNSの削除に繋がったのでしょう」(映画配給会社関係者)

 一部では、彼女を見出した事務所社長が‘19年1月に亡くなったことで、前事務所が機能していなかった……と報じられていたが、テレビ局関係者はこう否定する。

「森さんを発掘したのは社長ではなく、直前までマネージャーを務めていた40代の女性です。彼女が大分県出身なのですが、帰省した際に寄ったお店で当時中学生だった森さんが家族で訪れていたところをスカウト。これがデビューのきっかけになりました。もともといくつかの芸能事務所でマネージャーをやっていた方ですが、森さんを見たときに“この子はスターになる”と確信。亡くなった社長に直談判して所属させたという経緯があります」

 女性マネージャーの予想どおり、森は小規模の事務所ながら次々とオーディションに合格。デビュー半年で映画『心が叫びたがってるんだ。』や、日本テレビ系ドラマ『先に生まれただけの僕』への出演を決め“オーディションにめっぽう強い15歳”と呼ばれるように。

「’19年公開の劇場アニメ『天気の子』のヒロイン役を2000人以上参加したオーディションで勝ち取ると、一気に注目の存在に。そのころから女性マネージャーのもとには、大手芸能事務所から高額の移籍金を提示した移籍話や、業務提携の申し出が次々と届くようになったそうです。でも女性マネージャーは“私が七菜をスターにする。周囲の大人たちから守る”と、すべて断ってきたといいます」(前出・映画配給会社関係者)

 昨年は、NHK朝ドラ『エール』に二階堂ふみ演じるヒロインの妹役で出演。『この恋あたためますか』(TBS系)では連続ドラマ初主演を果たすなど、飛躍の1年となった。