夏ごろに誌面が空いたら
取材してください

 かわいいエピソードですねと伝えると、「ならよかったです」と笑顔を見せる。
改めて、ドラマの第2シーズンがスタートした昨年を振り返ってもらうと、

「(新型コロナで)できなくなってしまったことが多かった中でも、僕はいろいろやらせていただいたほうだなと思っています。実は、(当初、夏・秋の2クール予定だった)『監察医 朝顔』と同時に大河ドラマ『麒麟がくる』もやらせていただいているのですが、コロナの影響で(昨年で終わらず)年をまたいでいるんです。

 そういう意味で'20年を総括できるのってちょっと先になりそうだなと思って。もし、夏ごろに誌面が空いたら取材してください。そのときには、振り返ることができると思うので(笑)

 では、幕が開けたばかりの'21年の目標は?

「ひねくれているかもしれませんが、いままでこういう質問をいただくと必ず“現状維持”と答えてきましたそう言うとネガティブな印象を持つ方がいらっしゃるんだけど、去年と同じように今年も頑張ったら、その頑張った分が積み木のように重なっていって塔になると思っているんです。だから、次の年の目標を聞かれても“現状維持”です(笑)。

 それとは別に、イケてるおじさんって何なんだろう? っていう、“イケてるおじさん”の研究をちゃんとやっていかないといけないなと思って

 多くの人が風間を“おじさん”だとは思っていないはずだが、

「僕はそう思っていますよ。若いままのイメージの方もいるかと思いますが、あと数年で40歳になります。そう思うと“渋さ”が出てきていいと思うんですが、全然。そのうち出てくるんですかね?(笑) なんだろう? 若者のヒットチャートとかを勉強するといいのかな。今年は“イケてるおじさん”という議題を深く考えていこうと思っています」

風間俊介として 『監察医 朝顔』へのリクエスト

 第1シーズンのとき、桑原は自分の歴史をいっさい語ることがなかったんです。ドラマを見てくださっている方々から“桑原天涯孤独説”が出るくらい(笑)。それが、第2シーズンでまさかの“ねぇちゃん(忍:ともさかりえ)”がやってきて。いつか、孫のつぐみに会いに“この人が演じるの?”みたいな桑原の両親が出てきてくれたらいいなと思います(笑)。

こんなシーンを演じてみたい!

 朝顔と桑原はウエディングドレスとタキシード姿で写真を撮っているんですが、結婚式を挙げていないんですよ。ウエディングドレス姿の朝顔を初めて見た桑原は演じてみたいですね。あと、ともさかさんが許してくれるなら、桑原と姉・忍の学生時代の回想シーン。学ランにセーラー服で。僕は、学ラン抵抗ないですよ(笑)。