基本の酢みそ汁の作り方

 抗酸化成分が豊富なみそ、腸内環境を整える酢を合わせるだけで、健康効果がパワーアップ。毎日飲んで、老けない、病気知らずの身体を手に入れよう

具材を煮るタイミングで酢を入れるだけ

 みそ汁2人分なら小さじ2杯の酢が目安。具材を煮るタイミングで酢を入れるのがコツ。あらかじめ酢キャベツや酢タマネギを作り置きしておけば、ポンと入れるだけでOK!

 毎日続ければ……短鎖脂肪酸と抗酸化力をUP! 糖化を抑える効果が!

■食物繊維豊富な具材

 酢みそ汁は、食物繊維豊富な食材と相性バツグン。野菜、キノコ、海藻とは味のバランスがよく、毎日飽きずに食べやすい。食物繊維の中でも水溶性食物繊維が含まれる具材を選ぶと、腸内でさらに短鎖脂肪酸が増加してヤセ菌が増える。

■腸内環境を整える酢

 酢はみそと同様に、発酵して造られる日本古来の発酵食品。酢は悪玉菌の繁殖を抑えて、腸内環境の働きを整える働きがある。みそ汁と一緒にとることで、腸内環境を整える働きがパワーアップ。酢の味によって塩分を控えることにもつながる。

■栄養豊富な発酵食品みそ

 大豆は畑の肉といわれるほどタンパク質が豊富な食品で、抗酸化作用を持つイソフラボン、サポニン、善玉菌を増やすオリゴ糖など健康成分が含まれます。さらに、その大豆が発酵することで、乳酸菌をはじめ腸内環境を整える働きがプラス。

《酢みそ汁にはこんな効果も!》
■高血圧予防
……みその原料である大豆には、血圧を下げる成分メラノイジンがたっぷり
■がん予防……みそ汁は胃がん、乳がんのリスクを下げる。また、酢の成分・酢酸が大腸がんを予防
■ダイエット……みそと酢、具材が腸内細菌バランスを整え、ヤセ菌を増やす。代謝が上がりやせやすい身体になる
■アンチエイジング……みそには、肌の老化を予防する抗酸化作用がある成分が多く含まれている
■糖尿病予防……みそに含まれるメラノイジンが血糖値の上昇を抑える
■骨粗鬆症予防……みその原料、大豆に含まれるイソフラボンが骨粗鬆症予防に働く
■動脈硬化予防……みそに含まれる大豆タンパク質、食物繊維などが血中のコレステロールを低下させ動脈硬化を防ぐ
■更年期障害予防……みそに含まれる大豆イソフラボンがホルモンバランスを整えて更年期の不調を改善