こんなときどうする? 知っておきたい会話テク6選

(1)ご近所さんと会話が続かない

疑問形で話してみる

 コミュニケーション上達への第一歩は、相手にひたすら疑問形で聞き返すこと。「“今日は天気が悪いですね”と言うと“そうですね”で会話が終わってしまいます。それを疑問形に変えるだけで会話は続いていきます。うまい質問ができなくてもOK。質問し続けることが大事です」(吉田さん、以下同)

例えば
自分「今日は天気が悪いですね。傘、持ってきました?」
相手「はい、折りたたみ傘を持ってきました」
自分「折りたたみ傘って、いつも持ち歩いてるんですか?」
相手「ええ、毎日バッグに入れています」

(2)会話の中で“間”が生まれるのがコワい

「気まずいですね」と言ってみる

 顔見知り程度の相手との会話では、一瞬でも間ができると気まずい空気になってしまいがち。「そういうときは、相手も同じような気持ちでいるものです。思い切って、“気まずいですね”“今、妙な間がありましたよね”と心に浮かんだ感情をそのまま口に出してしまいましょう。そんなとっかかりから、不思議と会話が続きます」

例えば
自分「……なんか気まずいですね」
相手「……そうですね」
自分「すみません、会話に緊張してしまうタイプなもので。あなたはどうですか?」

(3)美容師やちょっとした知人と話すのがツラい

インタビュアーになってみる

「20年以上アナウンサーとして仕事をする中で実感しているのは、誰もが自分のことを話したいと思っているということ。にもかかわらず、世の中には聞き手が絶対的に不足しています。興味を持って相手にいろいろな質問をしてみましょう」。相手が答えやすいよう、できるだけ具体的に質問を。

例えば
NG
自分「お休みの日は何をしているんですか?」
OK
自分「いちばん最近のお休みの日って、何をしてました?」
相手「マッサージに行きました」
自分「マッサージって、よく行くんですか?」