ちなみに驚いたことにこれは堂々たる定説らしく、歯医者さんに聞いても「そのとおり」とおっしゃるではないか。まったく世の常識っていったい何なのか?

 キイテナイヨーと叫びたくなるが、ちょいと深呼吸して冷静に考えますと、歯磨き粉とは、歯を磨くという単調な行為に味や香りで素敵にアクセントをつけるためのものなのかもしれませんね。それで歯磨きが楽しくなるのならそれはそれで良いことである。

 しかし味や香りに満足して肝心の歯磨きがおろそかになるとなればまったくもって本末転倒。何れにしても、こうなってくると世の中の何が本当で何がうそなんだかわからなくなってくる。

 フェイクニュースが社会問題になっているが、我らは案外ずっと前から、何がフェイクで何が真実か、実は曖昧モコモコな世界を生きているのやもしれぬ。まずは何事も自分でやってみることである。

真っ黒な足の爪が簡単ケアでピンク色に

 最後に、以前ご報告した「ネイルケア品を収納する場所がなく、いっさいがっさい捨てる羽目になりガーンとなった」問題のその後についてご報告しようと思う。

 当然のことながら、長年にわたり何とか濃い色のネイルでごまかし続けた我が足のダメ爪は、いきなりその悲惨な状態を白日の下にさらすこととなった。

 親指の爪は何年も前に死に絶えたままほぼ真っ黒、しかも長年の巻き爪で妙な形に歪みきっている。そして痛い。さらに表面がボコボコ。まったくいいところなんてひとつもありゃしねえ。

 改めてその現実にしげしげと直面してみると、恥ずかしいというよりも、むしろ我が体の一部ながら、ここまで延々とほったらかされてきたのが何とも気の毒になってくるのであった。

 あ、もちろん、ほったらかしてきたのは私です。

 今こそ贖罪の意味も込め、何はともあれこの悲惨な現実を少しずつでも変えていくことはできないものか。とはいえもう本当に長い間、この状態はまったく改善されることなく今に至るのであり、「少しずつでも変えていくこと」など本当にできるのかまったく不明である。

 でもここまで来たらやるしかない。というわけで、まずは専門家に頼ろうと巻き爪治療の検索をしてみると、近所の病院で6万円! 高いのか安いのかまったくわからない。つまりはどうも納得できずグズグズする。

 そうこうするうち、たまたま知人から爪のセルフケアの本をいただいた。自分の爪はちゃんと自分で育てることができると書いてあった。ちょっと泣けた。私にもまだできることがある。で、遅まきながら人生で初めて爪のケアなるものに勤しむことにしたのである。