昨年のお誕生日会見では、秋篠宮さまも容認されたことから結婚は既定路線という見方が強い。

 殿下が抱える目下の課題は、一般の結納にあたる『納采の儀』を行うか否かである。

周囲に漏らされた小室家の“辞退”

結婚に反対するお気持ちはおありでしょうが、結婚は“両性の合意に基づく”と憲法に規定されているので止められません。しかし、家同士の問題である『納采の儀』は、殿下に決定権がある。儀式を拒否することも可能ですが、そうなると眞子さまは“『納采の儀』を経ずに結婚した唯一の皇族”として記録に残り続けてしまうので、できれば避けたいとのお考えでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 苦渋の決断で『納采の儀』を行うにしても、過去のご自身の発言が“高いハードル”になっているという。

「秋篠宮殿下の“多くの人が喜んでくれる状況にならなければ『納采の儀』は行えない”というご発言が、ご一家に重くのしかかっているのではないでしょうか。眞子内親王殿下のご結婚が、多くの国民から祝福を受けることは難しい状況だからです。

 幼いころから上皇陛下に“口にしたことは必ず守りなさい”といった教育を受けられてこられた秋篠宮殿下ですから、発言されたことを理由もなく撤回することはできないでしょうし、思い悩まれているのではないかと思います」

幼少時から上皇さまから「口にしたことは守りなさい」と教育されてきたという秋篠宮さま('83年11月)
幼少時から上皇さまから「口にしたことは守りなさい」と教育されてきたという秋篠宮さま('83年11月)
【写真】週刊女性がスクープした眞子さまと小室さん初のツーショット

 前出の山下さんがそう話すとおり、'18年のお誕生日会見での自身のご発言が、殿下を悩ませているようだ。

「小室さん親子に不信感を募らせていた秋篠宮さまは、厳しい条件を提示することで、結婚を諦めさせようとお考えになっていた節があります。

 実際、昨年の秋ごろ、“小室家側が『納采の儀』を辞退することもありうる”と、周囲に漏らされたそうですから。

 しかし、おふたりの結婚の意思は一向に変わらなかった。

 国民の祝福なしに『納采の儀』を行うことはご自身の発言の撤回と同義のため、苦悩されているのでは」(前出・秋篠宮家関係者)

 皇室の方々から発せられるおことばは重く、影響力も強い。'64年の12月、上皇陛下(当時皇太子)はお誕生日会見で「言ったことは必ず実行する。実行しないことを言うのは嫌いです」と、明言されている。“父の家訓”を重んじる秋篠宮さまにとって、発言の撤回をすることには強い抵抗感がおありだろう。