歌詞は実体験から?

 3曲すべての作詞をみずから担当しているのは、表現者として言葉を大切にしたいから。特に歌詞の制作で苦労した曲を聞くと、

「しいて言えば『tinylady』です。日本語よりも英語のほうがハマるなと思う部分があって、英語の歌詞を作るのが難しかったですね。でも、どの曲の作業も楽しいです。目をつぶって、メロディーを鼻歌で歌いながらどんな景色が浮かぶか1日中考えているときもあれば、ふとしたときに歌詞を思いつくこともあります」

 『tinylady』は「飲み会の席で出会った女性と夜、ドライブデートをする」というイメージで作ったという。実際に体験したことか聞くと、

「違いますね(笑)。でも、少し願望は入っているかな。もし、僕がドライブデートするとしたら、歌詞みたいにアクセルを踏み続けることはなくて安全運転です(笑)。今でも東京で運転するのは怖くて。以前、家族旅行で沖縄に行ったんですけど、そのときは僕が運転を担当しました。でも、東京にいるとペーパードライバーになってしまいますね」

 Dream5のときに1度。そして、 '18年にミュージカル『刀剣乱舞』のメンバーとして紅白歌合戦に出場している。次は、ソロアーティストとしての参加が期待されるが、

「2度の紅白出場は、運がよかったなと思います。どちらも作品の力をお借りしているので。3回目は、高野洸というアーティストとしてか、俳優として審査員席に座るか、どちらかで参加したいというのが目標です。

 いろいろな役を演じることができる役者になりたいですし、アーティストとしても歌もダンスもピカイチでみなさんの心に響くものが発表できる人になりたい。だからこそ、いろいろな経験をして表現の幅を広げていきたいです。今の僕に圧倒的に足りないのは、恋愛経験かもしれないですね(笑)」

アーティストとして尊敬している人は?

 三浦大知さんやNissy(AAAの西島隆弘)さんのようなパフォーマンス力を見習うべきだなと思っています。三浦さんは、以前、ご挨拶させていただいたことがあって。AAAさんは、中学生ぐらいのときにDream5としてライブのオープニングアクトをやらせていただいたことがありました。そのときに西島さんと少しだけお話しさせていただいて。いつか、おふたりに並べるように、もっともっと努力が必要だと思います。

コロナが落ち着いたら、どこに行きたい?

 国内だったら、どこでも。できれば関東から離れたいです。海より山がいい。自然を感じられるように思うので。夏だと、花粉も気にならないのでいいですね(笑)。海外は、少し長い休みが必要な気がするので国内旅行から始めたいです。

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◯たかの・あきら◯1997年7月22日生まれ、福岡県出身。B型。