思わず誰かにLINEしたくなる! 知って楽しい、おもしろ雑学を2つ紹介。今回は、お寿司屋さんで使われる符丁の由来と「太平洋」と「大西洋」の漢字が違う理由について。

お寿司屋さんの符丁の由来は屋台

【Q】お寿司屋さんでお茶のことをアガリというのはなぜ?

【A】食事の最後の“仕上がり”に飲むからアガリといいます。

 寿司屋ではお茶のことをアガリというが、なぜ「アガリ」なのだろうか。

 清水すしミュージアムの名誉館長の日比野光敏さんによると、「諸説ありますが、アガリという名前は仕上がりのお茶、つまり食事の最後に飲むお茶、ということからきています。実は飲むタイミングによってお茶の呼び方は違っていて、食事のはじめに飲むお茶のことは本来、デバナといいます」とのこと。

 もともと最後に飲むお茶を意味していたが、いつからか、どのタイミングで飲むお茶もアガリと呼ぶように。

 ちなみに、アガリに粉茶が使われるのは、寿司屋が江戸時代に屋台から始まったため。次から次に来る客に対応できるよう、熱湯でさっと溶ける粉茶が使われるようになったのだ。

 ところで、寿司屋ではなぜアガリのように、客には意味がわかりにくい符丁が使われるのだろうか。

「これも屋台から始まったことに由来します。屋台では、お店の人間と客の距離が近いので、話している内容が筒抜けです。そのため、店の人間同士だけがわかる符丁が使われるようになったのだと思います」(日比野さん)

 勘定を意味するオアイソは「愛想尽かし」が由来で、「愛想のないことを言いますが、お支払いをお願いします」と店側が使う言葉。だから、客からオアイソと言うと「この店には愛想が尽きた」という意味になってしまうので、失礼になる。

 半端な知識で符丁を使うと恥をかいてしまう。避けたほうが無難だろう。