長風呂や半身浴は間違った入浴法

 そのほかにも健康リスクを生む間違った入浴法が多くあると早坂さん。

女性は美容のために長風呂を好む傾向がありますが、のぼせや皮膚の乾燥を招くため控えるべき。湯船につかる時間は10分で十分。半身浴やぬるま湯での長風呂もおすすめしません。

 38度以下だと身体を温める効果がありませんし、半身浴も温め作用が半減するうえに、実はデトックス作用などもあまり得られません。39度以上で10分間、健康体なら肩までつかる全身浴を心がけましょう

 入浴後にビールやアイスなどの身体を冷やすものを摂取したり、クーラーや扇風機に当たったりするのも、温め効果をストップさせてしまうためNGだ

「入浴後でも汗が出てくるなどのぼせている場合以外、身体を冷やす行為は避け、常温の水を飲む、すぐにパジャマを着るなど温かさが続くように心がけましょう。1回の入浴で発汗により800mlもの水分を失うため、入浴前から適温の水分を補給しておくことも大事です」

 正しい入浴法で病気予防。長生きのためにもぜひ、実践したい。

●免疫力アップ! ベストな入浴法、3つのポイント

(1)ふたをしないでお湯をためる

 お湯をためる際に浴槽のふたを開けて湯気を充満させると、入浴の免疫効果が高まる。浴室のドアや窓も閉めること。シャワーを出して湯気を増やしておくのも有効だ。

ふたをしないでお湯をためる イラスト/幸内あけみ
ふたをしないでお湯をためる イラスト/幸内あけみ

(2)深呼吸をして湯気を吸う

 湯気で気管の粘膜を潤すと細菌などの異物が体外に排出されやすくなり、免疫力が高まる。湯面の近くで深呼吸をしたり、歌ったりすると効果的。吸い込む時間は2〜3分が目安。

深呼吸して湯気を吸う イラスト/幸内あけみ
深呼吸して湯気を吸う イラスト/幸内あけみ

(3)お湯の温度は40度

 免疫アップに最適な温度は、もっとも深部体温が高まり、負担なく温熱作用が得られる40度。42度以上は身体にストレスがかかり逆効果。40度がぬるいと感じたときは入浴剤を使おう。