同世代の女性とは話が合いません

 先日は、こんな男性が面談にいらっしゃいました。まきおさん(59歳、仮名)、バツイチで年収2000万円、自営業者です。私の相談所では、面談に来ていただくと、まずは面談用紙に、生年月日、婚歴、どんなお相手を希望するかなどを簡単に書いていただきます。まきおさんの女性希望年齢の欄には、20代と30代のところに〇がついていました。

 その面談用紙を見ながら、私が尋ねました。

「現在59歳ですよね。希望年齢が若すぎるので、もっと幅を広げませんか? この年齢に絞ったら、お見合いを組むのは難しいと思います」

 すると、まきおさんは毅然と言いました。

「いや、できたら子どもが欲しいので、年齢を上げることはできません」

 そして、1度目の結婚は、30代前半の時で10歳年下の女性だったというのです。その結婚は5年で離婚になり、子どもは授かりませんでした。

 男性の中には、40代後半、50代、60代になっても、「子どもが欲しい」という方がいらっしゃいます。そうした方たちは、ある程度の年収があったり、不動産などの不労所得があったり、平均よりも多額の貯蓄があったりと、経済的に豊かな傾向にあります。 

 ただ、婚活している多くの女性たちが口を揃えて、こう言うのです。

「結婚は日々の生活なので、お金は必要です。だからと言って、お金だけがあればいいというものではない。親子ほど歳の離れている男性だと話も合わないし、結婚して数年後には介護の問題が出てくるじゃないですか」

「そう言う女性が多いんですよ」と、まきおさんにもお伝えしました。ところが、まきおさんは、涼しい顔でこう返してきたのです。

「話が合わないという点で、僕は心配していないんですよ。仕事で若い人を相手にしていますし、僕自身の感覚も若いです。聞いている音楽も20代、30代の人たちに人気のあるアーティストです。むしろ同世代の女性の方が話が合わないんですよ」

 自分は、ほかの50代とは違う。感覚が若いから、同世代である50代の女性とは話しが合わないし、こういう自分は、20代、30代の相手と結婚するに相応しい男だと思っているのでしょう。