【4位】インストラクター 高齢者施設で需要拡大中

 ヨガやストレッチなど、運動に関わる指導を行う。企業や団体が実施するインストラクター養成講座を修了することで資格を取得できる。スポーツジムへの就職、スタジオを開業するなど、努力次第でさまざまな稼ぎ方ができる。

「高齢者向けのヨガやストレッチを導入している高齢者施設も増えています。60歳以上の人は高齢者の身体の状態をよく理解して指導できるのでは」(高村さん)

「開業したサロンではコロナ禍の現在は対面レッスンだけでなく、Zoomなどを活用してオンラインでも行っています」(松下さん)

難易度:★★

試験時期:実施する企業や団体により異なる

受験資格:誰でも可能

【5位】管理栄養士

 食事と栄養指導に関するスペシャリストで、厚生労働大臣から免許を受ける国家資格。健康な人に栄養指導を行う栄養士よりも資格取得のハードルが高いが、管理栄養士は高齢者や入院患者の療養食など幅広く栄養指導できるので、より高い収入が期待できる。

「管理栄養士の仕事は学校の給食管理が多かったのですが、ここ数年は高齢者向け宅配食や介護施設でのメニュー開発などで需要が高まっています。主婦経験や親の介護をした経験を現場で発揮できます」(高村さん)

難易度:★★★★

試験時期:年1回(2月)

受験資格:4年制の大学や専門学校を卒業、または栄養士免許取得後に1年以上の実務経験を積んだ人

【6位】ベビーシッター

 個人宅や施設で乳幼児から小学生ぐらいまでの子どもを預かり、お世話をする。子どもと遊び、食事や入浴、しつけなど、子育て経験を活かして働くことができる。

「共働き世帯の増加、少子化によって子ども1人に手間とお金をかける家庭が増えていることもあり、需要が高まりつつあります。子育て経験のほか、語学やピアノができると時給が高くなるようです」(高村さん)

難易度:★★

試験時期:実施する企業や団体により異なる

受験資格:誰でも可能