2017年4月に入社、新人にして歴代エースアナも担当した『クジパン』を任されると、さらに同年10月には『めざましテレビ』抜擢のスピード出世。久慈は、将来のエースアナを確約されたと言ってもいい期待の大型新人だった。

「青山学院時代からモデルなどの芸能活動を始め、同郷という縁から大谷翔平選手との対談も果たしています。『めざまし』ではスポーツキャスターとして、フィギュアスケートの羽生結弦選手ら有名アスリートの現場取材を任されることも。

 そうそう、元カレも『東京ヤクルトスワローズ』の原樹理投手でしたね。ただ、彼女がいる現場は華やかにはなるんですが、少々勉強不足というか、たまにとんちんかんな質問をしては選手を困らせることもありました」(スポーツ紙野球担当記者)

後輩の井上清華アナに上に立たれた

左から久慈暁子、当時新人だった井上清華アナ(2018年)
左から久慈暁子、当時新人だった井上清華アナ(2018年)
【写真】コスプレをするフジ入社前の久慈暁子、新人時代の井上清華アナと浴衣で競演

 鳴り物入りで“花形”担当になるも、エースを背負う重責か、それとも下積み経験が少ないままに起用され続けた弊害か、どこか伸び悩んでいたような久慈。一方で、局内でメキメキと頭角を現したのが、同じ青学出身で1学年下の後輩・井上清華アナ

 同様に学生タレント出身の井上アナだが、こちらはお天気キャスターやリポーターから地道にキャリアを重ね、ついに『めざましテレビ』メインキャスターに昇り詰めたのが2021年3月のこと。実質、久慈より先に看板アナとして“上に立った”のだ。

 追い打ちをかけるように翌4月、同局アナ7人がとある美容室の広告塔の役割を担ったとされる、“ステマ騒動”が発覚する。久慈もこれに関わったとして上層部から厳重注意を受けたようだが、彼女は納得できなかった部分もあったという。

「エースアナの座から追われて、アナウンス部に居心地の悪さを感じていた折に彼と再会したのでしょう。20代後半に差し掛かり、局アナとして先細るよりも若いうちにフリーに転身してトップアスリートの夫をサポートする。今度こそ、海外からSNSを通じてセレブ生活を発信すれば、それも仕事につながりますからね」

 とは前出の女性芸能リポーター。また、入籍直前に婚約を生報告してみせた不可解な行動については、

「業界でありがちなのが、元々入籍する日は決まっていて。渡邊選手は来シーズンに向けて、すぐに海外に立つ可能性もありますからね。それでお世話になった前職場の先輩や上司に結婚報告をしたら、その日のうちに“ぜひ、出演して”と請われたのでは? 久慈さんも芸能人としてカメラの前で“婚約発表”するのは悪い気しないでしょうし、同僚や世間に幸せな姿を見せることができますから。

 ただ、『めざまし』で何度か料理企画に挑戦しているのを見ましたが、お世辞にも得意とは言い難い手際でした(苦笑)。アズリート妻としてそこは心配ですが、持ち前の負けず嫌いな性格で、大急ぎで“アスリートフードマイスター”資格をとるかもしれまんよ」

 プロスポーツ選手同様に、アナウンサーも勝負の世界で生きているようだ。