コロナ禍が明け、さまざまな場所で人流が戻ってしまうことも懸念点のひとつのようだ。

「映画館や飲食店、スーパーなど、これまでは人が少なく快適だったのに……また混雑し始めるのだと思うと、利用者としては残念です」(富山県・52歳)

「近所の飲食店の人気が再燃して、なかなか予約がとれなくなってしまった。コロナのときはガラガラで、頻繁に行けていたのに、残念です」(東京都・34歳)

 これについて、飲食店で働く人からはこんな恨み節も。

コロナを言い訳にできずに困ったこと1位「職場の同僚や友人との飲み会」(写真はイメージです)
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「コロナ禍でお客さんが減って困っていたときにはちっとも来なかったのに、最近になってまた常連っぽく来店するようになった人がチラホラ。顔には出さないものの、やはり少しそっけない接客をしてしまう自分がいます」(東京都・26歳)

コロナを理由に店のトイレを開放するのを中止しています。商品を買わないのにトイレだけ利用する人も多く、今後はまた開放しないといけないのかなとスタッフ一同苦渋の決断を迫られています」(京都府・50歳)

 ソーシャルディスタンスが定着したいま、もう“密”な暮らしには戻れそうにない。

夫の出社でワンオペ生活に逆戻り

 コロナ禍で働き方が大きく変わった中、「これまでのような働き方はもうしんどい」という声も目立った。

リモートワークで十分働けることがわかったので、いまさら出社しろと言われてもやる気が起きない。朝早くに満員電車に乗る生活や、意味のない対面の会議など、なぜあえて復活させるのかわからない」(埼玉県・42歳)

「そろそろ転職を考えています。身体が弱いこともあり、できれば今のような在宅勤務を選びたいと思っていますが、コロナ禍が明けるとこれまでより在宅ワークを選べる職種が減るのではないかと心配です」(神奈川県・47歳)

 夫の働き方の変化で家庭にも深刻な実害が出そうだ。

「夫がテレワークから出社勤務に戻ってしまった。コロナ禍での出産以降、ずっと家事育児を夫と一緒にやってきたのに、いまさらワンオペ生活になってしまうのが不安」(栃木県・31歳)

「製造業のパートをしていて、コロナ期間はわりと暇で早上がりできることも多かったです。最近はまた忙しくなってきて、定時に帰れなくなるのがつらいですし、残業が続くと家のこともおろそかになってしまいそうです」(京都府・49歳)