これまで自粛されてきたイベントの復活が地味な痛手になるという人も多いようだ。

「子どもの学校関連が面倒くさい。これまでは行事もPTAも必要最低限だった。運動会も人数が制限されていたり、学年ごとの時間制になっていたりして楽だったので、これからもそのままにしてほしい」(栃木県・41歳)

町内会の行事がなくなっていたのに、また再開しそうな雰囲気です。準備のお手伝いや、参加しなくてはならない会合が増えてしまうのでいろいろと面倒なのですが、田舎なので断りづらい」(広島県・51歳)

マスクを外して素顔をさらすのに抵抗

 ようやくマスクをはずせる生活になるかと思いきや、そこにはさまざまな弊害も……。

コロナを言い訳にできずに困ったこと2位「マスクでメイクが必要に」(写真はイメージです)
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「どうせマスクで隠れると思って、これまでは日焼け止めとアイメイク程度でよかったのに、またフルメイクをしなくてはならないのはつらい。化粧品一式をまたそろえないといけないので出費も増えそう」(岩手県・42歳)

マスクをはずすのが嫌です。もともと顔を合わせて話すのが苦手で、マスクがあるからあまり気にせず話すことができていたのに。また、マスクを着用するようになってから出会った人も多いので、いまさら素顔をさらけ出さないといけないのも少し気が引けます」(愛知県・30歳)

 自粛ムード解禁の影響は、実生活だけでなくインターネット上にも忍び寄る。

「SNS上で友達のお出かけ報告やイベント参加などの投稿が増えてきました。キラキラ感を取り戻したようなリア充投稿ばかりで、自分も何かアップしないといけないのかとムダに焦ります……」(石川県・43歳)

 なんとなく許されてきたような自堕落な生活に、改めて向き合う必要も出てきた。

買い物には極力行かないようにしており、食事のデリバリーを頼む習慣がついてしまった。夫に“いいかげん料理しろよ”とツッコまれそうで怖い」(新潟県・48歳)

「コロナ禍で外出機会が減って、体重が増加してしまった。最近は外に出ることも多くなってきたが、体重は相変わらず。実はコロナ太りではなく、ただの中年太りだった」(東京都・43歳)

 待ち望んでいたはずの平穏な生活に忍び寄る、さまざまな問題点。「コロナ禍だから」はもう免罪符にはならない。