「飼育している以上、逃げ出してしまう可能性があるので、マイクロチップ自体には賛成なんですけど、どこまで身体に負担があるのかわからないのは不安」

 そう愛猫を心配するのは、都内在住の30代女性。猫を飼い始めてから約2年がたつといい、まだ「踏ん切りがつかない」と話す。

身勝手にペットを捨てる人を減らす

 今年6月1日、改正動物愛護管理法が施行されたことで、ペットの犬や猫にマイクロチップ装着が義務付けられた。

 飼い主情報が登録された、直径1ミリ、長さ8ミリほどのマイクロチップを、ペットの皮下に埋め込むことで、万が一ペットが逸走しても、飼い主と再会しやすくなる─ことに加え、自治体などが専用の機械で所有者情報を読み取ることができるため、身勝手にペットを捨てる人を減らすことなども目的として挙げられている。

 だが、冒頭の女性のように、その効果は理解しているものの、“身体の中に埋め込む”ことに抵抗感を覚えている人も少なくない。首輪のように外れないため、保護された際は確実に飼い主と連絡がつきやすくなる一方で、ペットに対してそこまで負担を強いる必要があるのかなどなど、飼い主たちの間でも懸案のテーマになっているのだ。