「スクープ報道を何を血迷ったか“フライング報道”と決めつけたのです。事前に報じられることを“フライング報道”って、何、それ?って感じですよね。伝える佐野瑞樹アナウンサーまでも、『これまでの芸能界、こういうフライングっていいくらでもあった感じですよね』なんてことをしゃべっている。自分たちがテレビ局員だということをお忘れになっているとしかいいようがない。

 他者に先駆けて報じるのはスクープであって、フライングではないのです。まして芸能人の恋愛や結婚ニュースを報道することは、スポーツ紙の一丁目一番地ですからね。こんなことを“フライング報道”とされたら、フジテレビを含め一切のメディアは独自ネタを出せないということになります」

平成ノブシコブシの吉村の発言に苦笑

 メディアの世界には“フライング報道”というものがあることにはある。例えば、何かの受章や発表ものであらかじめ“解禁時間”が決められているにもかかわらず誤って報じてしまうことを“フライング報道”と呼ぶこともあるが、実際にルール厳守していれば生じることはない。

「凡ミスによってしか起きない“フライング報道”とスクープをごちゃまぜにしている点が罪深いですよね。さらにとんちんかんだったのは、出演者の平成ノブシコブシの吉村崇。『りんたろー。のフライング報道で売れ行きが上がるんですかね』とか『何の目的のためにフライングをするんですかね』って、したり顔で言っているんです。これには苦笑するしかありませんでした」(前出・スポーツ紙記者)

 スクープ記事を受け、当事者のりんたろー。は、出演したライブで「なんで俺の結婚のニュースを、ほかから知らなきゃいけねぇの。てめぇで言わせてくれよ」と嘆いた。

「その気持ちはよくわかります。特に最近の結婚は、ジャニーズ事務所をはじめファンクラブや会員制サイトで最初に発表するというのが、芸能界の流れですからね」

 と前出・スポーツ記者もりんたろー。の気持ちには完全同意する。そしてこうも話す。

「結婚は相手もあってのことですかんね。例えば、りんたろー。周囲に口止めは出来ても、相手の関係者すべてに口止め、となると、なかなかりんたろー。もコントロールできなくなく。おめでたいことはあっという間に広まります。りんたろー。が望まなくても、りんたろー。以外の誰かが早く報じられることを望んでいたのかもしれませんしね」

 何はともあれ、結婚に完走。EXITの人気&勢いはますます盛んだ。

〈取材・文/薮入うらら〉