ヤジを飛ばした“犯人”が名乗り出た

 さて、死球を促した“ヤジの主”ではあるが……、試合終了から数時間後の深夜に自ら名乗り出て謝罪をしていた。

《この度僕が口にした言葉に対して不快な思いさせてしまい、そして落胆させてしまい大変申し訳ありませんでした。》

 自身のインスタグラムに投稿したのは、画像がない真っ黒な画面と添えられた謝罪コメント。その主はヤクルトの森岡良介一軍内野守備走塁コーチ。

言い訳の余地はありません。僕が相手ベンチに口にした言葉は事実です。それによって佐野選手にもストレスを与えてしまいました。》

 ファンと佐野選手、そして小さい子どもとその親にも謝罪と反省の弁を述べた森岡コーチ。そして自身のヤジについて、

これを機に汚い言葉を使うのはやめます。もっと違う選手の守り方を考えて行こうと思います。》と改心することを誓ったのだ。

 少子化に伴い、また他スポーツ人気もあって、白球を追いかける子どもの数は年々減少傾向にある。ホームランを含めたプレイで魅せると同時に、社会人としてのカッコよさを見せることもプロ野球人の義務なのかもしれない。