佐々木希さんの圧倒的な美貌は、文句のつけようがありません。それだけでは親近感は湧きませんが、彼女の夫といえば、多目的トイレ不倫の渡部建(50)。『あの佐々木希でさえ浮気をされるのか』と、彼女が見舞われた不幸に日本中が衝撃を受けました」(岩井さん)

 さらに、出身地・秋田で培った“ヤンキー魂”も、佐々木希の強みになっていると分析。

昭和ママタレの星は誰!?

「渡部とすぐに別れるだろう、と誰もが予想しましたが、スキャンダルから2年たっても離婚していません。あまり家庭事情をオープンにするタイプではありませんが、彼女の働く姿から『アタシは自分の男を信じる』というヤンキー気質が見て取れます」(岩井さん)

 愛され要素の“不幸とヤンキー魂”を兼ね備えた佐々木希に幸あれ。

 一方、旧ママタレの横綱に名前が挙がったのは、西の女帝・上沼恵美子(67)だ。今でこそ共働き家庭は一般的だが、上沼が結婚した'70年代は家庭と仕事を両立する女性は少数派だった。

「彼女は間違いなく、昭和・平成を代表する最強ママタレのひとり。結婚当初は一度芸能界を引退しましたが『浪速のヤング主婦代表』として芸能界に舞い戻りました。女は家庭を守るもの、という価値観の時代に抗い、大活躍したツワモノです」(テレビディレクター)

 子育てだけでなく、姑との同居も経験した上沼。浪速のヤング主婦代表はだてじゃない!

 続く大関は、前出の岩井さんが「ヤンキー魂のかたまり」と絶賛するハイヒール・モモコ(58)。過去には『ハイヒールモモコ一家の夏休み』と題し、家族全員顔出しの旅番組を放送するなど、力技で家庭と仕事を両立。家族の絆を仕事に生かした、真正のヤンキーママタレだ。もうひとりの大関・三田寛子(56)はヤンキーとは程遠い梨園の妻。

「私たち世代の昭和保守派にとって、夫(八代目中村芝翫)が何度浮気をしても“芸の肥やし”と割り切って、息子たちを立派な歌舞伎役者に育て上げる姿は妻の鑑。現代の価値観には合いませんが、昭和ママタレの星ですよね」(岩井さん)

 夫の不倫会見にもどっしり構えて臨む三田の姿からは、まさに名大関の風格が漂っている。

 女性からの好感度なくしては、成立しにくいママタレ業。しかし新時代ママタレのなかには、好感度の低さがかえってエネルギーになるケースもある。そのひとりが、木村拓哉(49)の妻であり、Cocomi(21)とKoki,(19)の母・工藤静香(52)だ。

 年齢は50代だが、ママタレとしての活動は最近になるため、新時代の番付入りとなった。