「嫌いな芸人」常連が一転したワケ

 そして2位には、お笑い怪獣、明石家さんま(67)がランクイン。芸歴48年の今も、全力で笑いを取りにいく攻めのスタイルから「頭の回転が速く、いつまでも飽きない笑いをくれる」(北海道・30代女性)「本人がハイテンションで、場を盛り上げるのが上手」(神奈川県・40代女性)などの声が寄せられた。

 3位のダウンタウンに次いで4位に入ったのは、ビートたけし。'80年代は『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)など、伝説のバラエティー番組を世に出し、本人の破天荒な生きざまも世間の耳目を集めた。

 また「さまざまな才能がある」(新潟県・50代女性)とコメントにあるとおり、映画監督としても高い評価を得ている。その多才ぶりで、上位にランクイン。

 ランキングの顔ぶれのなかでもやや異色なのが、好きな芸人第6位の出川哲朗(57)。かつては「嫌いな芸人」ランキングの常連だった。某局でテレビプロデューサーを務める久世影彦さん(仮名)は、出川の躍進について、以下のように分析する。

出川哲朗
出川哲朗

出川さんは低身長で太っていて、身体を張る芸風。昔はそれが嫌われる要因でしたが、年齢を重ねて、嫌われ要素が“かわいさ”に変換されたようです。30年以上も身体を張り続けた結果、たどり着いた境地なのかもしれません。

 現在、出川さんの冠番組はテレビ東京の『充電させてもらえませんか?』の1本ですが、番組で街の人と交流する様子は、見ている人を和ませてくれます。9位のさまぁ~ずにも共通しますが、テレビ東京の番組で頑張っている芸人さんは、好感度が高くなる傾向がありますよね

 アンケートでも「お笑い仲間を大切にする姿や、売れても偉そうにしない人柄が好き」(東京都・40代女性)など、彼の内面に魅力を感じる声が多くあがった。