――浦和レッズを退団したころから現役引退を意識していたとのことだが、引退について周囲に相談していたのか?

「両親には報告のみ。妻や友人には相談をしました。ほとんどの人から“現役を続けてほしい”と言われました。ただ、自分の今の立ち位置を理解して、今、自分がやらなければいけないこと、やりたいことを明確に話したので、最終的にはみんな納得してくれました」

――監督を目指す、具体的なキャリアプランは?

「現状は、監督になるためのB級ライセンスを取得しています。2023年はA級ライセンスを取る予定。その翌年には、S級ライセンスを取りにいく予定です。最短で、2025年にJリーグの監督ができるライセンスを取れるように頑張ります」

 12月24日放送の『Going!』では、本田からビデオメッセージが届けられていた。本田は槙野の引退について「あんまり納得していない」と発言し、自身が立ち上げたサッカークラブ『Edo All United』への入団オファーを出したと“ラブコール”を送ったが、現役引退を撤回して、入団する可能性もあったり……?

未来のことなので、わからないですね(笑)。もしかしたら、あるかも。チャンスがあれば、監督就任のところは話を聞いてみたいですね

チャンスがあれば、また解説の仕事も

 ビデオメッセージを寄せたのは、本田だけではない。育成年代からの付き合いで、ともに日本代表の守備を牽引してきた吉田麻也も労いの言葉を送った。吉田は、カタールW杯での槙野のメディアにおける活躍を見て、「もしかしたら引退するのかなと薄々感じていた」と発言したが、本人は、解説者やインタビュアーとしての精力的な活動は、引退の決断とは関係がないという。

「年々、自分の今後のキャリアについては考えるようになり、プロサッカー選手としての引き際は伺っていました。最初に引退を考えたのは、昨年からです」

 監督の道へ進む槙野だが、カタールW杯では持ち前の表現力を活かして多くの視聴者を楽しませた。今後も解説者としての姿は見られるのだろうか。

「チャンスがあれば、解説はしたいと思っています。W杯のとき同様、サッカーの素晴らしさを多くの人に伝えられるように、わかりやすい言葉で話していきたいと思っています」