9位は、デビュー3年目の初出場となったJO1。デビュー曲『無限大』を歌唱し、一糸乱れぬパフォーマンスを披露した。

既製品へのリメイクのように見えたので、順位はあまり高くありませんが、かなり手が込んでいると思いました。川尻蓮さんの衣装は、キラキラのストーンと、斜めに垂らしたベルトや肩につけたチェーンなど、特にお金がかかっていそう。メンバーの人数が多い分、トップスはガッツリ作ってパンツは既製品のものを合わせているのではないでしょうか」

5人での出場が最後のキンプリ

 そして、10位は“連続してけん玉をキャッチした人の最も長い列”のギネス記録を、見事127人で更新した三山ひろしだ。

「ロングジャケットに複数色のスパンコールがグラデーションのようにつけられています。それ自体は高くないと思いますが、既製品のジャケットにつけている手のかかりようを鑑みて、この順位にしました」

 最後に、“高見え”せずとも印象的だった衣装を聞いてみると……。

「King & Princeです。5人での出場は最後になるので、お金をかけた衣装になるのではないかと思っていましたし、ジャニーズは一から作ったキラキラな衣装が多かった中で、キンプリだけはストリート系の衣装だったので、意外でした。既製品をひとりひとりの個性に合わせてコーディネートしていて、ある意味で“紅白っぽくない”のがおもしろかったです。若者向けのアーティストが増え、星野源さんやあいみょんさんなど、普段の歌番組とあまり変わらない衣装での出場も多く見受けられたことに、時代の変化が感じられましたね」

 歴史があるからこそ、時代の変遷を感じられる紅白の衣装。早くも2023年の大みそかも楽しみ!