意外と戻ってきてほしい?島田紳助の魅力

 興毅さんにとって同氏は、兄貴分のような存在だと語る。

「今回は、紳助さんのスケジュールが合ったこともあり、会場へ足を運んでいただきました。僕自身、現役を引退してセカンドキャリアを歩んでいる姿を見てほしかったので、それが叶ってうれしいです。紳助さんの話術は健在か? もちろん(笑)。毎回、笑わせられています」(興毅さん)

 こうした証言を聞くと、やはりテレビで縦横無尽にしゃべり倒す同氏の姿を見たくなってしまう人は少なくないはず。

 また、7位に選ばれた上岡龍太郎氏は、島田紳助氏が師と仰ぐほど心酔していたことでも有名だ。

 上岡氏は、「ボクの芸は20世紀で終わり。21世紀には新しい人生を歩みたい」とコメントを発し、その3年後の'00年4月に芸能界を引退した。上岡氏らしい有言実行の引退だった。

 その後、葬儀に参列した際などに、ごくたまにマスコミ取材に応じるが、短いコメントの中に漂う知性はいまだ色褪せていない印象だ。

「さまざまな知識に裏打ちされた批判の精神が今の芸能人にはない。今こそ見たい芸能人の1人」(52歳男性)というコメントからもうかがえるように、今の時代に活を入れてほしい─そんな願いも含まれているのかもしれない。

存在感が支持されたあの元ジャニ俳優

長瀬智也
長瀬智也

 6位に選出されたのは、

「唯一無二の存在感。演技のうまい下手ではなく、その場をさらっていく存在感がいい」(57歳女性)

 などの声を集めた、長瀬智也。裏方としてゼロから新しい仕事を創り上げていくという意向を示し、'21年4月にジャニーズ事務所を退所。TOKIOとしてだけではなく、俳優として「まだまだ見たい」という意見が目立った。

 前出・渡邉さんは、「芸能界はショービズですから、復活がサプライズになるのが望ましい」と語る。

「昨年、男闘呼組が復活し、大いに注目を集めました。同様に、長瀬さんが復活するのなら、やはりTOKIOの再結成など目玉があったほうがいい。芸能人の復活はマネタイズできるか否かがポイント。大人の事情もあるでしょう」(渡邉さん)