“グミ化”する商品が続出

 先日報道された『キシリッシュ』がガムからグミへ転換することについて聞くと、

「コロナ禍の自粛生活とマスク生活で、ガムを手にする人が少なくなったという記事を拝見することもありますが、ガム市場はコロナ禍以前から縮小していました。これは、僕個人の考えですが、ガムは“暇つぶし”の要素が強かったんだと思います。一度、口に入れると30分ほどかむことに集中する。その集中=暇つぶしの役割が、いまはスマートフォンに移行している。

 実は、先日、報道された『キシリッシュ』より早く、 '18年にロッテがチューインガム『Fit's(フィッツ)』のグミを販売しています。継続してガムも発売していますが、グミへの転向を考えたガムは『Fit's』が先ですね」

 グミ人気に目をつけ、グミ化される商品も増えてきていると語る。

「最近だと、明治の『ヨーグレット』が『ヨーグレットグミ』を発表したり、森永製菓の『チョコボール』がグミを融合させた『チョコボール 桔梗信玄餅』『大玉チョコボール 桔梗信玄餅』を発売しています」

 これまでにない注目が集まるグミ。このグミを愛する人たちが集う『日本グミ協会』の中で、協会側が「この人は」と選んだ名誉会員には、芸能人も多数いる。

吉岡里帆さんは、テレビ番組で共演させていただいたことをきっかけに、吉岡さんのラジオにゲストで呼んでいただいて1対1でグミの魅力を語り合い、“ガチでグミが好きな方だな”と思いました(笑)」