まるで“ホスト”のような運営

「その事務所にはガールズグループも所属しているんですが、そっちの運営もなかなかうまくいっていない状況。コンセプトカフェなど飲食業に挑戦したこともありましたが、どうやらすべてこけてしまったみたい。もともとはAさんのグループがいちばんの稼ぎ頭だったけど、最後のほうは、1000人ほど入る会場でイベントをやってもお客さんは200人程度まで落ち込んでいました。

 そんな事情もあって、Aさんのグループはまるで“ホスト”のような運営をしていた。“ガチ恋営業”というか、“近い距離でファンをその気にさせて、お金を使わせてなんぼ”みたいな。ホストクラブに通うお客さんが、夜の仕事に手を出すのもよくある話。太客に貢がせてお金を稼ごうとする運営の仕方には、少なからず問題があったと思います」

 メンズ地下アイドルの“闇”にハマり、大金を貢ぐため夜の世界に飛び込んだ結果、悲惨な事件を起こすことになってしまった皆川容疑者。彼女が推していたというAは、事件のことを知っているのか。

「Aくんは、ニュースを見て事件を知ったみたい。容疑者が夜の店で働いていたことはなんとなく察していたようだけど、グループで活動していた当時は“貢がせる”という事務所の方針に従うことしかできず……。本心では、そんなやり方に嫌気がさしていると話していました。Aくんや事務所は、今回の事件で警察から事情聴取を受けたとも聞いています」(Aの知人)

 前出の関係者は、悲劇の内幕についてこう話す。

死体遺棄に関しては容疑者の責任だと思いますが、その引き金になったのは地下アイドルが所属する事務所の“運営の仕方”の問題だと思います。経営不振に陥った事務所が利益を生むために、まずはメンバーに負担をかけて近い距離での“ガチ恋営業”をさせ、そしてファンに大金を注ぎ込ませる。一度その悪循環にハマると、抜け出すのはなかなか難しい。これ以上、そんな“闇”のせいで容疑者や被害者が出ないことを祈ります」

 平穏な生活を送る1人の女性が堕ちた“沼”。“推し”と過ごす夢のような時間の果てには、身を滅ぼす“悪夢”が待っていた――。