たびたび“炎上”してきた内容

「6月16日には、洗面台にいるに突然水をかける動画を投稿。21日には動物病院に連れて行く様子を投稿しましたが、診察後にわざわざ車内でキャリーバッグから出して撮影しており、“もちまる”が過呼吸を起こしているような状態に見えることから批判の声が寄せられています。ほかにも、同士がケンカしている様子を止めることもなく撮影していたり、おやつと思わせて薬を出したり、わざとご飯を極端に少ない量で出したりしてその反応を楽しむような動画をアップするなど、に意地悪をするような内容がこれまで幾度となく問題視されてきました」(同・ウェブメディア編集者)

 2021年には、飼い主が友人から預かったヒヨコ(ぴーちゃん)ともちまるを対面させた際に、くっつきそうなほど至近距離にさせたことから「ヒヨコともちまるの両方にとってあまりにも危険すぎる」として批判を受けたことも。

『もちまる日記』から削除された動画。猫とヒヨコを近づけることの危険性について、のちに謝罪した
『もちまる日記』から削除された動画。猫とヒヨコを近づけることの危険性について、のちに謝罪した
【写真】猫を棚に監禁? 物議を醸した動画

 当時、多数の批判を受けた“下僕”氏は動画の概要欄にて

《もち様とヒヨコのぴーちゃんについて、危ない思いをさせてしまいまして本当に申し訳ございませんでした 今後はもち様の気持ちと安全を最優先に、動物のお預かりはハッキリお断りできるようにいたします》

 とコメント。動画を非公開にして謝意を表明した。

 企業とのタイアップも多いチャンネルなだけに、たびたびの炎上には大きなリスクが伴う。

「多くの企業がタイアップ相手に選んでいる背景には、『がかわいい』という理由だけでなく『人ではないぶん不祥事が起こりにくい』といった“対リスク”の観点もあるはず。動物愛護の観点においてきわどい内容の動画が今後も配信されるようなら、企業の見方が変わる可能性もあるでしょう。これ以上“虐待”の声が大きくならないよう、配慮が必要かもしれません」(前出・広告代理店関係者)

 多くの人々に支持される一方、一部の愛家からはその姿勢が疑問視されている『もちまる日記』。“もち様”たちの心中やいかに――。