中国では“身内認定”

 なぜ、中国で福原はこんなにも好かれているのだろうか? 中国の関係は根強く、小学生に上がる直前から始まったという。

福原さんより先に卓球を始めた実兄のコーチが中国人だったこともあり、彼女にとっても中国は身近でした。福原さんが初めて現地に渡ったのは、6歳のときだったと言われています。

 17歳のとき中国超級リーグの遼寧省チームに入団。外国人にもかかわらず、チームのメンバーたちと生活をともにし、チームに溶け込むため中国語をほぼ完璧にマスターするなどの努力をしていました。その結果、彼女へ親近感を抱いた中国人によって、すっかり“身内認定”されました」(スポーツジャーナリスト)

 中国人にとって憧れのスポーツだった卓球の世界で、現地に馴染む努力と競技の練習を惜しまなかった福原。現地からは大きな支持を得ているのだという。

2008年に当時の中国の国家主席である胡錦濤氏が来日したとき、福原と卓球の交流試合をしたのち、『あなたは私のことを知らないかもしれないが、私はあなたのことをよく知っていますよ』と評して話題になったこともありました。今回福原さんの弁護士がコメントを発表したのも、日本ではなく現地のSNS、Weiboを通じてです。フォロワーは約550万人と日本人のなかではトップクラス。これらのことからも彼女が中国で強く支持されていることがわかりますね」(同前)

 日本のみならず中華圏の世論をも巻き込んだこの騒動。誰もが納得のいく決着となる可能性は、もはやない。