死後離婚のメリット・デメリット
死後離婚のメリット・デメリット
【写真】死後離婚のメリット・デメリット

 そのほか、義理の親と同居をしていた場合、死後離婚をきっかけに同居を解消しやすい利点があるという。

死後離婚のデメリットは

 一方、デメリットも忘れてはならない。

一番は、お子さんとの関係に及ぼすマイナスの影響です。特に父親を慕っていたときは顕著で、お墓参りや法要へも参加しづらくなるため、『死んだ後に縁を切るなんてひどい!』などと憤りを覚えやすい。結果、お子さんとの間に溝ができてしまう可能性が考えられるのです

 義父母との縁が切れることによる弊害も待っている。

「義父母から何かしらの経済的な援助を受けていた場合には、ストップとなるのは避けられないでしょう。以後、金銭などを頼れないのが実情だと思います。そして、そういったことを後悔し、元に戻したくても、一度行った死後離婚の手続きを取り消すことはできないというのもデメリットになります」

 事後のトラブルを避けるには、関係者への事前の説明は不可欠に。どのように伝えれば理解を得られる?

「お子さんに対しては、例えば『おばあちゃんとはもともと性格が合わなくて関係を解消することにしたけど、○○(子どもの名前)とおばあちゃんの関係は変わらないから、会いに行っていいんだよ』と。

 死後離婚を決めた個人的な事情と、影響の範囲は自分だけだということを伝えるのが最善策かと思います。夫の親族に対しては、仮に義理の姉が話のわかる人だったら、義姉にだけ個人的な事情を伝えるのが望ましいですね」

 人によって死後離婚を選択した場合のメリット・デメリットは変わってくる。衝動的に行動するのではなく、十分考えてから決断することが、後悔のない第二の人生につながるはずだ。