陳さんは日本との違いに触れながら、国民性の違いなのでは、と続ける。

「今は今、というふうに捉える人が多いですね。その人の出自より、今、何をしているのかのほうが大事なんです。高齢の方に三上さんの昔の仕事のことを話しても“どうしてそんな苦労をしていたの?”と聞かれるくらい。セクシー女優だったからといって、そこを嫌悪する人は少ないです」

 また、台湾人の日本に対する感情もプラスになっているのかも、と陳さん。

「日本のアニメなども流行っていて『推しの子』は、昼休憩のときにみんな見ています。台湾ではこの時間、普通はお昼寝の時間なんですけど(笑)。そんなこともあって日本のタレントについても、みんな好印象を持っていますね」

 日本で三上がバッシングを受けたことについて台湾では、「いやらしい目で見すぎているんじゃないの?」と彼女をかばうような雰囲気があるという。

 三上本人は、

《色々議論が起きていますが、オファーをくださったお仕事に対してできる限り最善を尽くしてやらせていただくことが、私のお仕事だと思っていますので、それ以上言えることはないです》

 と、コメント。「職業に貴賎はない」という言葉があるが、日本ではまだ偏見のほうが強いよう。

 台湾のように“過去”ではなく、“今”に目を向けられるようになるのは、いつのことか─。