また一番多いのは「仕事が趣味」という人だそう。

世界の超富裕層の趣味を調査すると、1位がビジネスでした。仕事のための自己投資も収入アップにつながるので、お金を使ってもそれ以上の利益が期待できます」

(6)資格を取って生涯現役 定年のない仕事で儲ける

「厚生労働省の調査によると、日本の職業別平均年収のトップは医師、2位はパイロット、大学教授と続き、いわゆるエリートばかり。しかし、税務調査を行っていると、富裕層は、中小企業経営者、不動産オーナー、個人事業主が圧倒的に多かったのです」

 地域に密着したマッサージ師、工務店の職人など、一見すると富裕層のイメージとは結びつかない職業も。

富裕層の家が多い高級住宅街で働くあるマッサージ師は、週に2~3日しか働かないのに、年金を合わせた年収が1千万円以上でした。開業している立地にもよりますが、富裕層を顧客に持てれば、自分も富裕層の仲間入りができることがあるというわけです」

お金持ちの習慣 イラスト/ますみかん
お金持ちの習慣 イラスト/ますみかん
【写真】「庶民には異世界」豪華絢爛な麻布台ヒルズ

 定年がなく、生涯働けることがポイントだ。

「収入が良い一流企業に勤めていても、定年後は年金と貯金を取り崩して生活するしかなく、残す資産は1億円に満たないことがほとんど。個人事業主や会社経営者の廃業年齢は70代が多く、会社員よりも10年、15年長く働いていることがわかります。80歳を超えて仕事を続けている人もそれなりの割合でいますし、生涯現役で働ける仕事に就いているのは富裕層の共通点といえますね

 高収入の仕事で、できるだけ長く働くのが億万長者への道のりなのだ。