糖質はできるだけ控えるべし

 老けないためには、糖質の摂取を減らすことも重要だ。糖分は、ブドウ糖とタンパク質からできるAGEの原料。減らすに越したことはない。

「血糖値が高い状態が続くと、血液中のタンパク質が次々と糖と結び付き、AGEが大量に発生します。そもそも現代人は、糖質を摂取しすぎています。

 糖質はとりすぎた分をグリコーゲンという形に変換してため込み、足りなくなればそれを糖に戻して、いつでも供給できる仕組みが身体に備わっています。

 食料を自ら作り出す方法を知らなかった狩猟・採集の時代ならまだしも、1日に主食を何度もとる現代人の食生活は、明らかに糖質をとりすぎているといえます」

 また、老けないためには、食事の際の食べる順番も意識すべき。

 まず最初に食物繊維を多く含む野菜からとれば、腸で糖の吸収を遅らせて食後の血糖値の急上昇を防ぎ、結果的にAGEの発生を抑えてくれる。

食べ順でも老け方は変わる!

 食べる順番を意識するだけでも、血糖値の急激な上昇を防ぎ、AGEの発生を抑えてくれる。

(1)まずは食物繊維の多い野菜や海藻、きのこ類から

(2)次に肉、などのタンパク質のおかず

(3)最後に、ご飯やパンなどの炭水化物を

※写真はイメージです
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