目次
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ー 日本人女性を集めていた国内スカウト組が逮捕
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ー 船木容疑者は“資産家のお嬢さま”
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ー 通訳は元“5つ星ホテルのディーラー”だった

「逮捕のきっかけは現地ラスベガスでのトラブル。向こうの売春斡旋組織と報酬の取り分や接客で揉め、“殺す”と脅されたため現地警察に駆け込んで保護された。ラスベガスのあるネバダ州には売春認可エリアがあるが、世界中から集客する大都市ラスベガスでは違法行為。安易な出稼ぎ感覚で“コールガール”の募集に応じ、危険な目に遭ったとみられる」(全国紙社会部記者)

日本人女性を集めていた国内スカウト組が逮捕

 海を渡って“コールガール”になったのは30代女性A子さん。売春させる目的でA子さんを勧誘し、米ラスベガスに派遣したとして東京都内のデートクラブ経営者ら男女3人が職業安定法違反(有害業務に就かせる目的での労働者の募集)の疑いで警視庁保安課などに1月30日に逮捕された。

 東京都青梅市居住のデートクラブ経営・船木春香容疑者(37)、同品川区居住の会社役員・津崎佳子容疑者(43)、名古屋市居住の自営業・片桐寛士容疑者(40)の3人。ラスベガス売春組織につながり、せっせと日本人女性を集めていた国内スカウト組だ。

「船木容疑者は昨年3月、SNSを通じて知り合いだったA子さんに対し“ラスベガス交際案件。保証180万。観光旅行というテイでの入国になります”などとLINEで勧誘。A子さんは“交際案件”が売春を指す隠語と知りながら昨年5月に観光ビザで渡米し、ラスベガス周辺のホテルで、現地の売春組織から紹介されたアジア系外国人客の元へ2度派遣された。コーディネーターは津崎容疑者が務め、現地通訳を片桐容疑者が担当したとみられている」(同記者)

 船木容疑者は「仕事の募集をしたことは間違いないが、仕事内容が売春になるとは思っていなかった」などと容疑を否認。一方、ほかの2人は容疑を認めているという。

 船木容疑者は古い戸建て住宅で両親と3人暮らし。自宅を訪ねると、呼びかけに応答はなかった。

 地元関係者によると、地場産業を支えてきた会社の令嬢という。