目次
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ー 暖冬と花粉の関係「400℃の法則」
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ー 札幌では55年ぶりの暖かさ
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ー 特に花粉が多く飛びやすい日
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ー 今年の飛散量は例年より多い傾向

 今年は早くからスギ花粉を感じている方が多いのではないでしょうか? 暖かさが影響して、花粉の本格的な飛散開始が例年より早いところが多そうです。

暖冬と花粉の関係「400℃の法則」

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

 今年は暖冬で、平年より気温が高くなっています。このことが、花粉シーズンがいつもより早く訪れる原因の1つです。

 スギ花粉には「400℃の法則」があるといわれています。

 1月1日から最高気温を足して、400℃になる頃に花粉が本格的に飛び始めるという法則です。今年は、東京では2月上旬に400℃を超えました。例年より早いです。

さらに、連休明けの2月13日は、全国的に季節を先取りした暖かさでした。

2月13日の最高気温(出典:weathermap)
2月13日の最高気温(出典:weathermap)

 この時期としては高い気温で、東京は17.3℃、宮崎は20.6℃まで上がり、4月並み。関東から西日本では15℃以上のところが多く、昼間は厚手のコートがなくても過ごせました。