紫外線に強い栄養素

 紫外線を受けると肌の中で活性酸素が生成され、シミの原因になる。活性酸素を除去してくれる三大抗酸化ビタミンがビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの「ACE(エース)」。

ビタミンA】皮膚の乾燥を防ぎ、うるおいを与える働きがある。特に強い抗酸化作用を持つβ-カロテンはにんじんやほうれん草など色の濃い野菜に含まれる。

ビタミンC】コラーゲンを生成してハリのある肌の土台をつくる効果があり、パプリカやカリフラワーなどに含まれる。

ビタミンE】血流を促して肌の血色をよくする効果があり、アーモンドなどのナッツ類やオリーブオイルに多く含まれる。

 いずれのビタミンも、健やかな肌を保つために欠かせない栄養素。

 ビタミンを手軽に摂取できるサプリメントもあるが、いろいろな栄養素をバランスよく取り入れるためにも食べ物からとるように心がけて。

ビタミンACE
 フルーツには果糖も含まれているため、ビタミンはできるだけ野菜からとることがおすすめ。吉木先生おすすめは、カリフラワー、れんこん、パプリカ、かぶなどの野菜。難しいことを考えず緑黄色野菜を中心にとってもOK。

吉木伸子先生●よしき銀座クリニック院長。平成5年横浜市立大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院皮膚科学教室、浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務などを経て平成10年よしき皮膚科クリニック銀座開業、令和5年よしき銀座クリニック開業。
吉木伸子先生●よしき銀座クリニック院長。平成5年横浜市立大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院皮膚科学教室、浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務などを経て平成10年よしき皮膚科クリニック銀座開業、令和5年よしき銀座クリニック開業。
【写真】シミの根源「肌の乾燥」最大の原因は“クレンジング”だった

吉木伸子先生●よしき銀座クリニック院長。平成5年横浜市立大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院皮膚科学教室、浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務などを経て平成10年よしき皮膚科クリニック銀座開業、令和5年よしき銀座クリニック開業。『スキンケアは「引き算」が正しい』など著書多数。

吉木先生の著書『スキンケアは「引き算」が正しい』(青春出版社)※画像をクリックするとAmazonの商品ページにジャンプします。

取材・文/熊谷あづさ